台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

コンセプト園区

このブログは文化創意にフォーカスするものであるが、文化創意ではなく、ある特定のコンセプトやテーマに基づいてリノベーションされたり運営されたりしているものをまとめている。

音楽フェス会場ふくむ旧台東駅周辺エンタメエリア【鐵花新聚落】@台東

鐵花新聚落は、2001年に新しい台東駅が完成したことによって廃駅となった旧台東駅エリアのリノベーションである。このエリアには、鐵花村音楽聚落(2010年~)、鉄道芸術村、鐵花新聚落 275倉庫、TTstyle原創館、台東故事(歴史)館、台東県農漁物産館などの…

地元クリエイターの作品を楽しめる日本家屋群【鹿港桂花巷芸術村】@鹿港(彰化縣)

鹿港桂花巷芸術村は、日本統治時代の1930年代に建てられた木造宿舎群で、2009年にリノベーションされてオープンした。当時は鹿港鎮公所の職員や学校教職員の宿舎として使用されていたが、戦後は警察宿舎としても利用されていた。 園区には12棟の木造宿舎が残…

歴史的な日本家屋で文学を感じる【鍾肇政文学生活園区】@桃園

鍾肇政文学生活園区は、日本統治時代の1920年代に建てられた日式住宅(日本家屋)群で、リノベーションされ2015年にオープンした。当時は龍潭小学校の教員宿舎として利用されていたが、1990年代に使用が廃止され、2012年には桃園市の歴史建築に登録されてい…

刑務官のための日本家屋群がなんとマンガの国立博物館に【国家漫画博物館園区】@台中

国家漫画博物館園区は日本統治時代に建てられた日式住宅(日本家屋)の官舎群、演武場(武道場)とその付属建物、浴場など19棟の施設群がリノベーションされたもので、2024年にオープンした。官舎群はもともと刑務所敷地内の職員用の住宅で1915年~1922年に…

文学をテーマに7つの日本家屋がリノベされた【台湾文学基地】@台北

台湾文学基地は、日本統治時代の1920~1940年代にかけて建てられた7棟の日式住宅(日本家屋)群をリノベーションし、台湾文学と歴史的建築を繋ぐ文化施設として、2021年に全面オープンした。 幸町職務官舍群と呼ばれるこのエリア(現在の泰安街、齊東街)は…

駅舎と鉄道と電車を残すパークリノベ【鉄道芸術村】@台東

鉄道芸術村は、1922年から運行が開始された軽便鐵道の終着駅舎(旧台東駅)とその周辺にある鉄道遺構が文創園区としてリノベーションされたものである。 かつて、台東と花蓮を結ぶ台湾東部を走っていた台東鉄道は、台湾主要部の鉄道とは異なる規格であったた…

鉄道ジオラマも買い物も楽しめる【駁二蓬莱倉庫街】@高雄

高雄にある駁二芸術特区の最も西側に位置する蓬莱路にある倉庫群のリノベ ーション。駁二全体の倉庫群は1973年にオープンしたが、その後、高雄市のアートまちづくり戦略で、リノベーションが始まり、この蓬莱倉庫群もその一つのエリアとなった。 5棟からなる…

リノベで酒文化を楽しむ観光工場【宜蘭酒廠】@宜蘭

宜蘭酒廠は、日本統治時代の1909年に建てられた酒造工場で、リノベーションされ現役で醸造しながら販売や展示をおこなう観光工場として、2011年にオープンした。当時は、米を原料とした紅露酒や焼酎を製造する施設であったが、1990年代に製造体制が縮小され…

台湾林業の拠点一帯が文化景観に登録【阿里山鉄道車庫園区】@嘉義

阿里山森林鉄路車庫園区は、日本統治時代の1912年に建てられた阿里山森林鉄道の機関車整備拠点で、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は、「北門修理工場」と呼ばれていた木造の工場であった。阿里山森林鉄道の各種機関車、客車、貨車、客車など…

日本のグッドデザイン賞も受賞した日本家屋群リノベ【嘉義旧監獄宿舎群】@嘉義

嘉義旧監獄宿舎群は、日本統治時代の1919年に建てられた刑務所職員の日式住宅の宿舎がリノベーションされたもの。当時は、刑務所職員とその家族の住居であったが、1994年の嘉義刑務所が他の場所に移転した後は、多くの住戸が空き家となり、老朽化が進んでい…

日本人がつくった浄水施設のリノベ【台南山上花園水道博物館】@台南

台南山上花園水道博物館は、日本統治時代の1912年に建てられた浄水施設であり、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は台南市街や周辺地域への給水施設(台南水道)であったが、1982年にその役割を終え、2005年には国定古跡に登録されている。 主な…

人気のショップ、カフェが集まる刑務所職員宿舎跡のリノベ【榕錦時光生活園区】@台北

榕錦時光生活園区は、かつての「台北刑務所官舎」の職員宿舎をリノベーションし、複合商業施設として2022年9月にオープンした。5,355㎡の敷地の中では、リノベーションされた22棟の日式住宅に、台湾で人気の飲食店や雑貨店など15店舗が入居し、人気のスポッ…

猫好きにはたまらない猫てんこもりの【猴硐猫村】@猴硐

旧炭鉱施設リノベの猴硐煤鉱博物園区の周辺に広がる猫がたくさんいるエリア。 旧炭鉱施設のネズミ対策のための猫がそのまま居着いたという。(訪問年月:2024年11月) ▽猴硐煤鉱博物園区についてはこちらから www.tjcreativeculture.com

アーティストが集まって一つの村をつくる【宝蔵巌国際芸術村】@台北

宝蔵巖国際芸術村(Treasure Hill Artist Village, 寶藏巖國際藝術村)は、戦後の1940年代後半に国民党政府の軍人やその家族のために建てられた眷村で、エリア的なリノベーションを経て国際的な芸術村として2010年にオープンした。 ここは、1980年代に住民の…

スローライフをテーマにしたリノベパークが待ち遠しい【台東北町日式宿舎群】@台東

台東市の「北町日式建築宿舍群」は、日本統治時代の1940年代初頭に建設された日式住宅(日本家屋)の官舎群で、戦後は高校の教員宿舎としても利用されていた。台東県政府はこれら17棟の日式住宅群を歴史建築として2007年に登録した。 その後、有名なホテルブ…

建物デザインの細部にこだわったおしゃれ宿泊施設【卓也小屋渡仮園区】@三義(苗栗縣)

卓也小屋渡仮園区は、藍染め体験、染色製品の展示販売、ベジタリアンレストラン、肉野菜レストラン、会議スペースなどを備えている宿泊施設である。このブログのメインテーマの一つであるリノベーション物件ではないが、文化とコンセプトをもったパークとし…

軍人が住んでいた一帯に絵を描き続けた【彩虹眷村】@台中

彩虹眷村(レインボービレッジ)は、台中にある観光スポットで、鮮やかなウォールアートが特徴的である。この地区は、1949年に中国大陸から移住してき国民党の軍人が住む眷村であったが、建物の老朽化により取り壊し(再開発)が予定されていた。 この地区に…

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