台湾リノベ+文化創意 TJ Creativity-Culture

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションによる地方創生を紹介しています。

ホール

いまでも剣道・柔道教室に使われる【道禾六藝文化館】@台中

道禾六藝文化館は、日本統治時代の1937年に建てられた台中刑務所演武場と隣接する刑務所職員が住んでいた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2015年にオープンした。当時は刑務官や警察官の武道訓練施設であったが、戦後に役目を終え、一時的に地元…

桃園市の未来交通計画が知れる駅倉庫リノベ【桃園軌道願景館】@桃園

桃園軌道願景館は、日本統治時代の1936年に建てられ、かつて日本通運桃園出張所の貨物倉庫として活躍した建物をリノベーションして2018年に鉄道博物館としてオープンした。2016年には歴史建築として登録されていた。 館内は、桃園市の鉄道の将来像の展示や鉄…

台中にもある製糖工場の名残り【帝国製糖工場台中営業所】@台中

帝国製糖工場台中営業所は、日本統治時代の1935年から稼働した帝国製糖株式会社の台中工場を複合施設にリノベーションしたもので、2019年にオープンした。 戦後は台湾糖業公司の一部として運営され、1990年代以降、製糖工場の閉鎖に伴い、一帯の大部分の建物…

巨大工場を活かした映画館、大型書店、飲食、ショップの集合【MLD台鋁生活商場】@高雄

MLD台鋁生活商場は、元々は日本統治時代に建設されたアルミニウム工場で、これをリノベーションして2015年にオープンした複合商業施設である。約4haという巨大な敷地にある施設内には10のスクリーンがある映画館、大型書店、カフェ、フードコート、多彩なシ…

原住民文化も継承される製糖工場のリノベ【台東糖廠文創園区】@台東

台東糖廠文化創意産業園区は、かつての製糖工場をリノベーションした施設である。この建物は1913年に建設され、日本統治時代には「台東製糖株式会社」に属し、1957年にはパイナップル工場も併設して東部のパイナップル産業を支えたが、1996年に操業を停止し…

職員宿舎として使われた日本家屋のリノベ【埔心故事館】@桃園

埔心故事館は、日本統治時代の1907年に建てられた楊梅茶業改良場の職員宿舎だった日式住宅(日本家屋)のリノベーションと新築施設からなる茶與埔心地方文化園区である。 埔心は日本統治時代に台湾の重要なお茶生産地であり、この日式住宅はその役割から、20…

アートもおもちゃも楽しめてアーティストが活躍するプラットフォーム【板橋435芸文特区】@板橋

板橋435芸文特区はもともと1959年に建てられた台湾國軍退除役官兵輔導委員会の会計士訓練センターをリノベーションしたもので、2014年にオープンした。1985年にセンターは廃止され、長らく放置されていたが、新北市の芸術文化振興の計画のもと、アートセンタ…

日本家屋群がショップやカフェの人気エリアに【水交社文化園区】@台南

水交社文化園は、日本統治時代の台南海軍航空部隊の軍人家族のために建てられた日式住宅の宿舍群が、戦後国民党の眷村となっていたものがリノベーションされたものである。 2004年に、台南市が市定古跡に指定し、2019年に水交社文化園区としてオープンした。…

製糖工場がリノベされ芸術村と児童美術館となった【蕭壠文化園区】@台南

蕭壠文化園区は、日本統治時代の1906年に日本の明治製糖株式会社が設立した台湾初の近代的製糖工場をリノベーションし、文化園区として2005年に第1期がオープンした。「蕭壠」という名前の由来は、かつてこの場所が「蕭壠」と呼ばれていたこと、台湾原住民…

台湾人が最も行きたい文創スポット第3位【駁二藝術特区】@高雄

駁二芸術特区は、もともと1973 年に建てられた高雄港第二埠頭にある倉庫群であったが、産業の変遷とともに廃墟となっていたものを、中央政府の「有休空間再利用」プログラムと通じてエリアごとリノベーションされた場所である。 2000年に花火会場となった後…

倉庫壁面からオブジェまでエリア全体がアート【駁二大勇倉庫街】@高雄

駁二大勇倉庫街は、駁二藝術特区内の中央に位置する倉庫街のエリアでのリノベーションである。2012年から7つの倉庫街がこの特区の構成要素として位置づけ、現在は12のリノベされた倉庫がある。演劇広場や大空間の貸し出しスペースも兼ね備え、パフォーマンス…

ここまでエンタメに歴史資源活用するのっていう優れた【十鼓文創園区】@台南

十鼓文創園区は、日本統治時代の1910年、日本の「台湾製糖有限公司」によって生産を開始した製糖工場のリノベーションである。1992年には役目を終えて閉鎖され、1993年、台南区役所が管理を引き継いだ。その後、2005年に、活動の場を探す打楽器パフォーマン…

台湾東部で牽引する文化創造産業園区【花蓮文化創意産業園区】@花連

花蓮文化創意産業園区は、1913年に設立された台湾総督府専売局花蓮港支局花蓮酒工場という名の醸造所であった。1988年にこの地での醸造は終わりを迎えた。 ここは、台湾が推進する5大文化創意産業園区の一つであり、敷地面積は約3.3ヘクタールに及で、かつて…

日本的たたずまいの建物の中で鉄道歴史を伝える【花蓮鉄道文化園区】@花連

花蓮鉄道文化園区は、台湾東部の鉄道史を伝える文化施設である。日本統治時代の1910年に、鉄道部花蓮港出張所による鉄道の建設が始まった。この出張所は、運営業務所や工務所などを備え、小規模ながら鉄道局の機能を持っていた。 1943年に「花蓮港鉄道事務所…