台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

展示

台湾ではめずらしい赤レンガ造への軽金属の上屋増築【大屯郡役所】@台中

大屯郡役所は、日本統治時代の1924年に建てられた台中州大屯郡の行政官署で、リノベーションされ2022年に公開された。当時は郡の行政を担う役所として使用されていたが、戦後は軍に接収され、1963年には憲光七村として国軍関係者とその家族の居住地としても…

台中に残る日本家屋が将軍の軟禁の記憶を伝える【孫立人将軍紀念館】@台中

孫立人将軍紀念館は、日本統治時代に建てられた日本家屋をリノベーションして2018年に展示施設としてオープンした。もともとは日本人の住宅だったが、戦後は中華民国軍の将軍だった孫立人がクーデターで1955年の失脚後、1988年まで長期間にわたり軟禁生活を…

いろんな色彩とデザインの倉庫群からなる施設【台中州庁附属建築群】@台中

台中州庁附属建築群は、日本統治時代の1920年代に建てられた台中州の行政機能を補完する附属施設群で、リノベーションされ2022年に公開された。当時は税務課倉庫、警務部庁舎、文書倉庫などとして使用されていたが、戦後は軍に接収されていた。2006年に歴史…

帝大期の実験室を継承した木造建築の標本館【台湾大学地質標本館】@台北

台湾大学地質標本館は、国立台湾大学キャンパス内にある、日本統治時代の1937年に建設された木造建築をリノベーションした施設である。もともとは、台北帝国大学(現・台湾大学)の「畜産学教室」の実験室として建てられたもので、戦後は用途を変えながら利…

日本式宴席文化の記憶を残す旧酒家のリノベ【一楽酒家】@民雄(嘉義縣)

一楽酒家は、1942年頃からあった酒家であった街屋建築がリノベされて、2014年にオープンした文化施設である。戦後は、政府による節約政策や公共食堂制度などの影響により経営が悪化し、1967年に営業を終了している。 元々の建物は、一階に大広間、厨房、帳場…

東部には珍しい木造2階建て個人住宅のリノベ【菅宮勝太郎宅】@成功(台東縣)

菅宮勝太郎宅は、台東に残る日本統治時代の1932年に建てられた日式住宅(日本家屋)をリノベーションした施設で、2014年にオープンしている。 もともとは新港支庁長であった菅宮勝太郎が自ら居住するために建てた個人住宅で、戦後は政府に接収されたのち、高…

林業職員の往来を支えた木造2階建て宿泊施設のリノベ【営林所台中出張所宿泊所】@台中

営林所台中出張所宿泊所は、日本統治時代の1930年に、八仙山林業場へ往来する職員のために建てられた宿泊施設のリノベで、2025年にオープンしている。 建物は、台湾でも珍しい木造の2階建て日式建築(日本家屋)で、2015年には、台中市の歴史建築に登録され…

元軍人住宅の路地空間に雑貨ショップやカフェが揃う【台中市眷村文物館】@台中

台中市眷村文物館は、もともと台中市北屯区に残る旧眷村住宅である。1960年頃に整備された「北屯新村」で、のちに「凌雲社區」とも呼ばれ、空軍関係の技術者や軍官、その家族が暮らした眷村(住宅地)だった。 眷村の取り壊しが進む中で代表的な建物群がリノ…

旧穀物倉庫をカラフルに再生した文化観光拠点【都蘭文創園區】@都蘭(台東縣)

都蘭文創園區は、都蘭村にある東河郷農会の旧穀物倉庫群の敷地約1.7haをリノベーションし、2023年にオープンした文化観光施設である。 園区内は、中央の広場を囲むように建物が並び、旧穀物倉庫のシンプルな構成を活かしながら、外壁を鮮やかな色彩でリノベ…

歳月を重ねた日本家屋の佇まいが美しい【池上蒋勲書房】@池上(台東縣)

池上蔣勳書房は、台東県池上にある日本統治時代の1936年に日式住宅(日本家屋)で建てられた小学校長宿舎をリノベーションした文化施設で、2024年にオープンした。 建物は日本家屋らしい落ち着いた木造空間を活かしたつくりで、書房・展示空間として整えられ…

穀物倉庫のリノベから生まれた地域の芸術拠点【池上穀倉芸術館】@池上(台東縣)

池上穀倉藝術館は、1960年代に建てられた古い穀物倉庫をリノベーションして、2017年にオープンした芸術館である。荒れていた穀倉を、地域住民の期待とサポートのもとで再生した台湾初の芸術館とされている。2019年には「遠東建築賞―老屋改造特別賞」の最優秀…

印刷工場だったかっこいい木造街屋建築カフェ【HERMIT&Co. 】@嘉義

HERMIT & Co. は、1924年に建てられた木造の街屋建築がリノベーションされて、2024年にカフェとしてオープンした。 この街屋は、これまで日式料亭や印刷工場などへと用途を変えながら使われてきた。現在は、印刷工場だった記憶を引き継ぐように、凸版印刷機…

嘉義に残る清朝時代の伝統的住宅のリノベ【蘭井街楊宅】@嘉義

蘭井街楊宅は、19世紀中期ごろに建てられた清代木造の伝統住宅で、リノベーションされて、2025年11月に「木都3.0」の展覧会会場として初公開され、現在は展示施設として一般公開されている。 この施設は、清代の伝統的な構法、柱を多く立て梁でつなぐ穿斗式…

台中で和室の宿に泊まって和の暮らしを体験【梧棲文化出張所】@台中

梧棲文化出張所は、日本統治時代に建てられた梧棲官吏派出所とその警察官吏の宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした。現存する赤レンガ造の派出所(宿舎付)は1931年に建てられ、1937年から1940年にかけて派出所の裏側にレンガ造の宿舎(副所長…

小学校敷地内にある校長宿舎をリノベした紀念館【楊肇嘉先生紀念館】@清水(台中市)

楊肇嘉先生紀念館は、「清水國小藝文園區」の西側にある人物記念館で、日本統治時代の1934年に建てられた清水公学校の校長宿舎と教員宿舎をリノベーションし、2018年にオープンした施設である。これらの建物は、当時日式住宅(日本家屋)として建てられたも…

5棟の日本家屋宿舎が並ぶ街並みの文化空間【清水國小藝文園區】@清水(台中市)

清水國小藝文園區は、台中市清水区にある清水国民小学校の敷地内に残る、日本統治時代の1934年に建設された校長宿舎や教員宿舎群をリノベーションし、2018年にオープンした文化施設である。 5棟の宿舎は日式住宅(日本家屋)として建てられ、戦後も長く教員…

製糖工場跡を活用したアーティストの文創拠点【新東糖廠文化園区】@都蘭(台東縣)

新東糖廠文化園区(都蘭糖廠)は、1933年、台東縣都蘭に建設された民間の製糖工場「新東糖廠」がリノベーションされた文化施設である。この場所は東台湾では比較的早い時期に建設された製糖工場の一つだったが、1991年に操業が停止し、2002年には歴史建築と…

軍人住宅の集落をかっこよくリノベした文化施設【清水眷村文化園区】@清水(台中市)

清水眷村文化園区は、台中市清水区にある眷村(軍人・軍属住宅地)の住宅群をリノベーションし、展示、アート活動、イベントなどが行われる文化施設として2014年にオープンした。 この眷村は、日本統治時代に日本海軍の関連施設が置かれていた場所で、戦後の…

ショップや飲食店が並ぶ製糖工場を活用した文創園区【月眉糖廠】@后里(台中市)

台中市后里にある月眉糖廠は、日本統治時代の1909年に建設された製糖工場を活用した観光商業施設である。当時、日本統治下の台湾では製糖業が重要な産業であり、月眉糖廠もその一つとして、台中地域のサトウキビ生産を支える製糖拠点として稼働した。工場は1…

科挙試験の遺構がさや堂での展示カフェに再生【臺灣府儒考棚】@台中

臺灣府儒考棚は、清時代の台湾省城(現在の台中)で科挙試験を行うために建てられた施設である。建物は1891年に建設され、1893年に試験施設として使用が開始された。 1895年に日本統治が始まり科挙制度が廃止されると、施設の多くは解体されたが、この建物は…

嘉義の老舗仕立て屋をリノベしたレトロ喫茶【新華美西装社】@嘉義

新華美西装社は、1957年に開業した木造建築の背広仕立て屋で、リノベされて2022年にカフェとしてオープンした。元の建物は、1階が仕立て屋の西装社の店舗、2階が住居という角地に建つ商住一体の特徴をもつ。戦後に建てられた建物であるが、日本的都市住宅の…

台東・鐵花村に残る元駅長宿舎の日本家屋カフェ【鐵花・村長的家】@台東

鐵花・村長的家(村長の家)は、旧台東駅周辺を再開発したエンタメエリア「鐵花新聚落」の中にある日式住宅(日本家屋)をリノベしたスイーツカフェである。村長的家は、日本統治時代に建てられ、旧台東駅の駅長宿舎として使用されていた。 室内は日本家屋の…

日本家屋と新建築が融合するカフェ・レストラン【輝室】@台北

輝室は、日本統治時代の1920年代に建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2025年にレストランとしてオープンした。当時は、台湾大学法学部教授であり司法院院長・司法院大法官を務めた戴炎輝の住宅であった。2017年に市定古蹟に指定されてい…

駅舎と鉄道と電車を残すパークリノベ【鉄道芸術村】@台東

鉄道芸術村は、1922年から運行が開始された軽便鐵道の終着駅舎(旧台東駅)とその周辺にある鉄道遺構が文創園区としてリノベーションされたものである。 かつて、台東と花蓮を結ぶ台湾東部を走っていた台東鉄道は、台湾主要部の鉄道とは異なる規格であったた…

総督府の通信拠点が台湾の歴史を伝える場所に【国史館】@台北

国史館は、日本統治時代の1924年に建てられた元台湾総督府交通局遞信部庁舎で、現在は博物館として利用されている。設計は、台湾で数々の近代建築を設計している森山松之助によるもので、1998年には、市定古蹟に指定されている。 外観は西洋古典様式で、正面…

製糖設備が稼働当時の状態で残された圧巻の空間【橋頭糖業文化園区】@高雄

橋頭製糖工場は、日本統治時代の1902年に、台湾製糖株式会社が台湾で最初に稼働した本格的な製糖工場であった。1999年まで稼働し、台湾の製糖業を支えたが、現在はリノベーションされ、橋頭糖業文化園区として公開された。2008年には高雄市の市定古蹟に指定…

原住民文化も継承される製糖工場のリノベ【台東糖廠文創園区】@台東

台東糖廠文化創意産業園区は、かつての製糖工場がリノベーションされた施設である。この建物は1913年に建設され、日本統治時代には「台東製糖株式会社」に属し、1957年にはパイナップル工場も併設して東部のパイナップル産業を支えたが、1996年に操業を停止…

台湾東部で文化創造産業を牽引する近代産業群【花連文化創意産業園区】@花連

花連文化創意産業園区は、1913年に設立された台湾総督府専売局花蓮港支局花蓮酒工場という名の醸造所であった。1988年にこの地での醸造は終わりを迎えた。2002年には歴史建築に登録されている。 ここは、台湾が推進する5大文化創意産業園区の一つであり、敷…

リノベで復活した商業建築デザインのかっこよさ【睞時摂影空間】@台北

睞時攝影空間が入る建物は、日本統治時代の1930年頃に建てられた都市型の近代商業建築で、リノベーションされ2023年にオープンした。これは、1927~1931年にかけて実施された「京町改築計画」に基づいて建てられた。当時は、2・3階が食堂、1階が東京堂鐘錶(…

日本の寺院建築、日本家屋、レンガ造の融合【西本願寺廣場|台北市立文献館】@台北

西本願寺廣場は、1912年から徐々に完成していった淨土真宗本願寺派の寺院の一部をリノベーションして2013年に公開された。当時は本堂、鐘楼、会館、輪番所などを備えた本願寺(京都)の別院のひとつであった。1975年に火災で本堂を含む主要な建物が焼失し、…

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