一見.菁桐は、日本統治時代の1940年に建てられた台陽鉱業の平溪招待所をリノベーションし、2023年にオープンした文化空間である。ここは、炭鉱企業の来客や幹部を迎える接待ゲストハウスとして使用されていた。戦後は用途を変えながら存続し、2003年に直轄市定古蹟に指定されている。
約2,000㎡の敷地の中に、書院造を基調とした大きな和風木造建築が建っている。建物には、大小10の部屋と接待・会食用の10室の小部屋があり、回廊や広縁で繋がれている。複数の部屋で囲まれた美しい枯山水の庭園があって、当時のステンドグラスや剣の柄の形をした窓の格子、丸窓などの意匠も残されていて、貴重である。
ここでは、古美術品や骨董品、歴史展示などが豊富にあり、ガイドが建築や歴史を解説する形式で見学できる。また、オリジナルの料理や茶を楽しむ空間も設けられている。(訪問年月:2026年3月)
- 文化資産登録名称:臺陽礦業公司平溪招待所
- 文化資産分類:直轄市定古蹟 建物種類:宅第
- 指定登録年月:2003年9月
- リノベ設計:北域空間設計事務所
△一見.菁桐の入口外観。予約制のため常時は閉じている。
△玄関までのアプローチ空間。手前の建物は料亭部分。
△玄関両側にステンドグラスがあり、古典的な洋風要素が見られる。
△高台から見た建物の全体像。
△枯山水を囲う和風の外観。
△別に設けられた枯山水とすだれの組み合わせ。
△枯山水と丸窓のある外観。
△庭を望む広縁。
△魔除けの意味を持つ剣の柄形の窓格子。
△別の広縁。
△茶席や太鼓の展示があるエンターテインメントホール。
△歴史ある調度品が飾られた大広間。
△大広間の床の間。
△大広間に展示された調度品。
△大名駕籠が飾られた別の間。
△接待や会食に使われた個室。10室ある。
△別の個室。
△ギフトショップとなっている板張りの部屋。
△建物全体のパース。
