中原文創園区は、1957年に建てられた軍用倉庫で、リノベーションされ2023年にオープンした。当時は、国防部聯合後勤司令部の物資保管庫として使用されており、番号は「六一三」庫、中壢補給分庫とも呼ばれ、「天下第一庫」と称されるほどの規模を誇っていた。その主な役割は、台湾北部の三軍への補給支援であり、中華民国政府が米国の援助物資を保管する拠点でもあった。その後、国防体制の見直しに伴い廃止され、桃園市が土地を取得し、19棟の倉庫を保存・リノベして「中原文創園区」として再生した。
リノベでは、19棟のうち北側にある10棟に6つの主要機能配置した。文化創意の表現や展示ニーズに対応するため、3棟の倉庫(3、13、14号倉)の屋根をかさ上げし、それ以外の倉庫は元の構造を維持している。屋根板、窓・扉、電気設備、空調、消防設備はすべて現代的な用途に適応するようにリノベされた。
この施設には、歴史展示やアート作品を鑑賞するギャラリーゾーン、クリエイターのためのワークショップスペース、地域文化を発信するイベントエリアが設けられている。また、倉庫の開放的な空間を活かし、大規模な展示やインスタレーションができることに特徴がある。(訪問年月:2025年2月)
- 文化資産登録:なし
- リノベ設計:吉申君建築師事務所

△1号倉から3号倉の並び。

△リノベされた10棟が左右に並ぶ様子。

△2号倉から5号倉の並び。

△園区の入り口。

△園区の公園側からの眺め。

△屋根がかさ上げされて、イベントスペースとなっている12号倉。この日はロボコンが行われていた。

△1号倉の企画展示。

△12号倉では桃印文創というセレクトショップが入居。文創でつくられたグッズの販売。

△4号倉では手作り工作室が。

△3号倉の奥は大空間をうまく使った企画展示。今回は学生によるサスティナブルデザインのコンペ作品の展示。

△倉庫と倉庫の間のイベントスペース。マーケットが開かれる。

△マーケットの様子。

△リノベされてなかった倉庫群。

△園内マップ。
