国立台湾大学工学博物館は、日本統治時代の1943年に建てられた国立台湾大学(当時は台北帝国大学)旧機械館で、リノベーションされ2024年に博物館としてオープンした。当時は、工学部機械系の教育・研究のための施設であったが、2020年に廃止されている。
元々の旧機械館は、鉄筋コンクリート造2階建の横に長い建物だったが、動線や耐震補強などの観点から、リノベでは中央部分が撤去され、左側は外壁のみが保存されている。博物館としてリノベされた部分は、厚い外壁、上下開閉式の通風窓などが残されている。
ここでは、台湾の工学教育とその発展の歴史を紹介する常設展示のほか、台湾大学の学生・教員が設計・製作したレーシングカー、太陽光発電車、軽量電気自動車、自作軽飛行機などが展示されている。(訪問年月:2025年6月、2025年9月14日まで特別展「HERE WITH M.E.」開催中)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:國立臺灣大學機械工程館
- 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施
- 指定登録年月:2015年6月
- リノベ設計:蔡元良建築師事務所

△2階建ての工学博物館の正面外観。空色の外壁が個性を醸し出している。

△三角屋根も当時のデザインを踏襲している。横長の施設のうち残された右部分が博物館に。

△リノベされた空間と自作軽飛行機の展示。小屋組と窓枠、白い壁面とほどよくマッチしている。

△1階のこの建物の歴史と軽飛行機の展示。

△2階の展示室。工学部で開発された装置などの展示。木造トラスの小屋組も残されている。

△窓と高窓のから光差し込む2階の展示室。

△2階から1階の展示室をみる。

△当時の機械旧館の横に長い建物の模型。右側1/3のみが保存されリノベされている。左側1/3は外壁のみ保存、中央部分は撤去された。
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