大渓武徳殿は、日本統治時代の1935年に建てられた武道場で、リノベーションされ2015年にオープンした。当時は警察官や青年が剣道や柔道を修練する場であったが、戦後の1950年には憲兵隊の事務所として使用され、2004年には歴史建築に登録されている。
コンクリート造であるが、木造の入母屋造の屋根に中国唐代建築風の鴟尾(しび)を施した独特の意匠がある。
この施設は、まちじゅう博物館の「大渓木藝生態博物館」を構成する施設群の一部として、木工芸に関する展示を行うスペースとなっている。訪問した時には、木製の椅子展示が行われていた。(訪問年月:2025年2月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:大溪武德殿
- 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施
- 指定登録年月:2004年1月
- リノベ設計:非公開
▽大渓木藝生態博物館についてはこちら。

△武徳殿の全体外観。

△正面外観。屋根の両側に鴟尾(しび)がみえる。

△武徳伝(奥)につながる廊下と附属建物。

△展示(木製椅子)と上部の木造小屋組。

△展示空間。

△24種類の世界の木製椅子の展示。
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