屏東糖廠(阿緱製糖所)は、日本統治時代の1908年に工場が完成し、1909年に操業を開始した製糖工場である。1920年に臺灣製糖が本社機能を橋仔頭製糖所から移転し、屏東は台湾全土における最重要の製糖産地となった。そして、1998年1月に操業を停止した。
当時建設された製糖工場、酒精工場、倉庫などの多くはすでに解体されており、現在見学できるのは、阿緱糖廠辦公廳舍、屏東糖廠文物館、五分車(サトウキビ運搬列車)、工場煙突跡、農機具展陳区である。
阿緱糖廠辦公廳舍は1938年に建てられた五つの事務・研究棟群であり、各棟はうつくしい回廊で連結された構成をもつ。これらの建物は現在も事務所として利用されており、2006年には屏東県の歴史建築に登録されている。
屏東糖廠文物館には、糖業に関する文献資料、写真、機具などが展示されており、製糖の歴史や当時の様子を学ぶことができる。(訪問年月:2025年11月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:阿緱糖廠辦公廳舍
- 文化資産分類:歴史建築 建物種類:産業
- 指定登録年月:2006年6月
- リノベ設計:非公開

△4号館の中庭側の外観。細かなデザインがきれい。

△1号館の中庭側の外観。レンガでつくられた回廊。

△1号館と4号館をつなぐ回廊(1号館からみた様子)。

△1号館と4号館をつなぐ回廊(4号館からみた様子)。

△図書室として使われていた5号館。唯一2階建ての建物でデザインもかっこいい。

△屏東糖廠文物館の外観。

△当時の製糖の設備や道具が展示されている。

△製糖の歴史の展示スペース。

△五分車(サトウキビ運搬列車)の屋外展示。

△農耕機の展示スペース。

△廃墟となった工場も残されている(非公開)。
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