菊元百貨は、日本統治時代の1932年、繊維商として成功した実業家の重田榮治によって経営された百貨店である。当時は台湾初の本格的な百貨店として営業し、台南の林百貨、高雄の吉井百貨と並ぶ台湾三大百貨店の一つであった。
戦後は国民政府に接収され、1979年に百貨店としての営業を終了し、2017年には台北市歴史建築に登録されていた。2026年には、建築、都市生活史、商業文化史としての価値が改めて認められ、台北市定古蹟に格上げされている。
建築的には、7階建ての高層建築、台湾初の商用エレベーターがあったことが特徴的である。現在は、ガラスのウォール増築によって当時の面影はみられないが、2032年の開業100周年を目標にリノベと再活用が期待されている。(訪問年月:2026年6月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:菊元百貨店
- 文化資産分類:直轄市定古蹟 建物種類:其他設施
- 指定登録年月:2026年4月

△現在の外観。ガラスのウォール増築によって当時の面影はみられない。

△通路側の柱に飾られている当時の外観写真。豪華な建築であったことがうかがわれる。

△通路の壁に飾られているネオンサイン。

△通用入口のドア。当時の文字やこの百貨店の特別展示の案内が残されている。

△ウインドウディスプレイも当時の様子を再現。

△当時のエレベーターホールを再現している。

△エレベーターホールの壁に貼られているポスター。

△当時の看板。
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