台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

若者で賑わうショップ・カルチャーの新エリア【西門浅草(西市場)】@台南

西門浅草は、西市場本館・西市場外館・臺南州青果同業組合香蕉(ばなな)倉庫のリノベ、西門淺草青春新天地、中央広場、そして今でも繊維問屋街として機能している西門商場のエリアからなる大規模文化商業施設である。

2024年に西市場本館、西市場外館のリノベーションが完成し、西門淺草青春新天地と階段状の中央広場でつながれた。

西市場本館は、日本統治時代の1905年につくられた台南最大の市場であった。建物は街区の中央にL字型で配置され、中央の二階建て部分を中心に、北側と東側に翼棟が伸びている。 ​中央棟は、マンサード屋根、屋根にドーマーウィンドウ、入口にアーチ型の装飾といった建築スタイル。本館は多彩なショップや飲食店が入居し、2025年8月21日にグランドオープンした。

西門淺草青春新天地は、2004年に西市場西側の増築部分を取り壊した後に整備されたエリアで、若者向けのアートスペース、ショップ、飲食店などが集まる商業スペースとして賑わっている。

西門商場は、それぞれL字型の平面である西市場本館と西市場外館で囲まれた4角形のエリアに、布地問屋や縫製関連の店舗が集まる繊維問屋街として今でも機能している。

建物のプロフィール
  • 文化資産登録名称:西市場
  • 文化資産分類直轄市定古蹟 建物種類:其他設施
  • 指定登録年月:2003年5月
  • リノベ設計:張玉璜建築師事務所

 

西市場本館と西門淺草青春新天地をつなぐ中央広場の全体像。本館は多彩な店舗が入り、2025年8月21日にグランドオープンした。

△西市場本館と西門淺草青春新天地(手前)をつなげる中央広場の全体像。本館は多彩なショップや飲食店が入居し、2025年8月21日にグランドオープン。

別の角度から見た中央広場の全体像。

△別角度からの全体像。

西市場本館の中央棟と南側・西側に延びる翼棟の外観。

△西市場本館の中央等と南側、西側に延びる翼棟。

北側に伸びる翼棟と中央棟の様子。屋根にはドーマーウインドウが見える。

△北側に伸びる翼棟と中央等。中央棟の屋根にはドーマーウインドウがみえる。

西市場本館の北側翼棟側の入り口。アーチ型の装飾が特徴的。

△西市場本館の北側の翼棟側の入り口。アーチ型の装飾などがみられる。

翼棟の内部空間は現在ギャラリーや展示スペースとして使われている。

△翼棟の空間。現在はギャラリーや展示空間として用いられている。

リノベーションされた西市場外館の外観。

△リノベされた西市場外館。

門型の外観を持つリノベされた西市場外館1階は、繊維問屋街へ引き込む役割を担っている。

△リノベされた西市場外館1階は門型で、今でも機能している繊維問屋街に引き入れる役割をしている。

今も機能する繊維問屋街の様子。

△繊維問屋街の様子。

西門淺草青春新天地にあるサンクン広場には若者向けアクセサリーショップが集まっている。

△西門淺草青春新天地のサンクン広場。若者向けアクセサリーショップが集まるマーケットとなっている。

中央広場から見た西門淺草青春新天地の建物外観。

△中央広場からの西門淺草青春新天地。

道路側から見た西門淺草青春新天地。賑わいが感じられるエリア。

△道路側からの西門淺草青春新天地。賑わいが大きい。

西市場外館に設置された西門浅草のサイン。

△西市場外館に置かれた西門浅草のサイン。

西門淺草青春新天地に設けられた西門浅草のサイン。

△西門淺草青春新天地にある西門浅草のサイン。

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