銅鑼1895文化生活館は、1960年に建てられた台鉄銅鑼駅北側の旧貨物倉庫で、リノベーションされ2022年に展示・交流空間としてオープンした。2021年には、台鉄によって石材置き場に再開発する計画があったが、地元住民と文化関係者の働きかけにより保存・活用への動きとなっていた。
ここでは、1895年の乙未戦争に関する展示や、銅鑼地区の産業と生活文化を紹介する展示、客家文芸や地元特産品を扱うスペースが設けられている。また、文創マーケット、DIY体験、音楽会などのイベントも開催されている。(訪問年月:2025年6月)
※乙未戦争(いつびせんそう)とは、日清戦争終結後、下関条約によって清から日本への台湾割譲が決まり、上陸した日本軍に対して清の残兵や一部の台湾住民が抵抗した戦い。
- 文化資産登録名称:登録なし
- リノベ設計:非公開
△文化生活館の外観と入口。銅鑼駅前にある。
△施設の横側の外観。適度にレトロ感が残されて雰囲気がよい。
△乙未戦争の歴史展示。描かれている虎は、日本軍の占領に反対する軍官民「台湾民主国」を象徴していた。
△展示空間の様子。
△小屋組も保存されている。台湾民主國を象徴する虎の旗や、当時の服装なども展示されている。
△地元特産品の販売コーナー。