彩虹眷村(レインボービレッジ)は、台中にある観光スポットで、鮮やかなウォールアートが特徴的である。この地区は、1949年に中国大陸から移住してき国民党の軍人が住む眷村であったが、建物の老朽化により取り壊し(再開発)が予定されていた。
この地区に住んでいた、退役軍人である黄永阜(ホアン・ヨンフー)氏が、カラフルな絵を壁面に描き始めたのがきっかけとなり、保存運動が広がり、再開発計画は見直され、彩虹眷村として保存された。黄氏は2023年に亡くなったが、彼の情熱と創造が、取り壊しの危機にあったこの地区を救い、現在では多くの観光客が訪れている。