旧台南州会は、日本統治時代の昭和10年(1935年)に台南州庁の付属施設として建設され、2004年には市の文化財に指定されていた。そして、この建物は、リノベーションされて、台南市中西区図書館(2,3階)と二二八紀念館(1,2階)が同居する形で2022年にオープンした。
中西区図書館の3階は、当時の日本式の小屋組みや壁面、丸窓を保存しながら、高い天井がうまく活かされた開放的な開架と閲覧スペースとなっている。
二二八紀念館は、文字通り1947年に発生した二二八事件に関する資料や歴史的背景を展示する施設であり、歴史的な建築物とともに、台南の歴史文化を学ぶ場となっている。(訪問年月:2023年11月)
△日本式の小屋組みがある高い天井と開放的な空間の図書館の3階。
△3階の別角度から。
△丸窓などの要素が保存された壁面。
△建物の全景。3階建てなので、3階部分の階高が高いのがよく分かる。
△エントランス部分。二二八事件で犠牲となった台南人に関する展示。
△1階の展示空間。
△2階の常設展の一部。人権の歴史展示。
△2階のホール部分。
△新光榮という写真館の入口。
△新光榮という写真館の再現。
△1階から2階へと上がるダイナミックな階段。
△二二八紀念館の展示ガイドマップ。