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消防の歴史と消防士のがんばりを体験しよう【台南市消防史料館】@台南

台南市消防史料館は、日本統治時代に建設された旧台南合同庁舎をリノベーションし、消防署としての機能を残しつつ、一部を消防史料館として2019年にオープンしている。もとの建物は、1930年に建設された火見楼と呼ばれる火の見やぐらを中心に、1937年に増築された合同庁舎を含む建築である。合同庁舎はかつて消防署を含む行政庁舎であったもので、台南市はこれを1998年に市定古跡に登録している。

火見楼は防火監視のための約20mの高層の建物で当時の最新技術でつくられた。合同庁舎は左右対称のデザインで火見楼を囲むように配置されており、建築デザインは、近代的意匠と機能性が調和しており、日本統治時代の官庁建築に共通する特徴がみられる。

館内の展示は、台南市の消防の歴史や技術の変遷を伝えるものが中心で、古い消防車や装備品の展示のほか、消防服の試着体験やVR技術を用いた災害救助の模擬体験コーナーもある。(訪問年月:2023年12月)

 

△火見楼と呼ばれる火の見やぐらのシンボル性が際立つ外観。

△夜になるとライトアップされ、さらにシンボル性が増す。

△消防の装備品に関する展示。

△台南の消防の歴史などの展示。

△台南の消防の歴史などの展示。

△消防服の重さを実感してみようのコーナー。

△内部廊下。丸みを帯びた角や格子窓など当時の建築様式にも触れられる。

△中庭。

 

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