帝国製糖工場台中営業所は、日本統治時代の1935年から稼働した帝国製糖株式会社の台中工場を複合施設にリノベーションしたもので、2019年にオープンした。
戦後は台湾糖業公司の一部として運営され、1990年代以降、製糖工場の閉鎖に伴い、一帯の大部分の建物が取り壊されたが、この営業所だけが残された。その後、2007年に台中市の歴史建築に指定されている。建物の外壁は国防色と言われる薄茶色の外壁タイル、幾何学模様の装飾が特徴的なアール・デコ様式である。
館内には、製糖産業の歴史展示のほか、イベントスペース、地元クリエーターの工房、カフェ、レストランなどが置かれている。(訪問年月:2024年2月)
△外観の様子。要所にアール・デコ様式の装飾がみられる。
△正面入口。入口脇には狛犬があって、当時の日本建築の影響も感じさせる。
△奥の方からの外観。
△春節前のイベントの様子。
△カフェコーナー。
△カフェの客席。
△カフェのテーブル席。
△レストラン。
△館内マップ。