糖廍文化園区は台北にもあった製糖工場跡地で、3つの倉庫がリノベーションされ、製糖業の歴史展示、劇団の拠点、コワーキングスペースなどに生まれ変わった。
台北製糖工場は日本統治時代の1911年から稼働を開始し、戦後まもなく停止し、その後倉庫として利用されていた。2003年台北市の指定古跡として登録されている。建物はレンガ造りで、小屋組と台形柱の取り合いによる大スパンといった構造上の特色がある。
A倉庫は、製糖業の歴史を紹介する「糖業文物展示館」として2011年にオープンし、住民によって共同管理されている。B倉庫は、2022年糖業文物展示館から劇団「萬座曉劇場」の劇場、拠点となっている。C倉庫は、クラウドファンディングにおいて、台湾に拠点を置くアジア最大級のコンサルティング会社Backer-Founderの拠点やコワーキングスペースとなっている。
△糖業文物展示館。レンガ造と屋根小屋組の様子がよく分かる。
△展示館の入り口部分。屋根の張り出しを支えている。
△展示館の裏側は、また全く違うデザイン様式のよう。
△展示空間の様子。
△展示空間の小屋組がよく分かる。
△劇団「萬座曉劇場」の劇場、拠点。
△園区のエントランスには、当時牛を使った稼働の様子が。
△当時運搬に用いられた機関車の展示。