台北機廠
鉄道博物館園区は、日本統治時代の1935年に完成し、2013年まで稼働していた歴史的な鉄道工場をリノベーション真っ最中の施設である。
台北機廠は台湾で最も古い
鉄道車両整備工場であり、2015年に国定古蹟に指定されている。
敷地内の「澡堂」(工員たちの大浴場)が常設展として公開されている。この施設は当時の技術や、十字形の平面、半円アーチ型といった建築スタイルを反映した建築物で、歴史的な価値も高い。2つの円形浴場の湯は当時、園全体の施設を動かすエンジンルームからの蒸気で沸かしていた。このような鉄道職員の職場生活や台湾の鉄道関連建築の展示がある。
膨大な敷地と建築群は現在、の産業文化遺産として修復、リノベーションが進められている。その一部が「台湾建築文化センター」として2026年にオープンの予定である。
△澡堂には当時の空間と展示空間が同居している。中央には、洗い場の設備が連なっている。
△入口から入ると、いきなりこのようなダイナミックな空間がお出迎え
△職員用の円形の大浴場。スモークで演出。台湾総督府鉄道部の速水和彦が設計。
△当時使われていたさまざまなライトの展示
△アールデコの窓と大浴場の対比
△澡堂の外観の一つと入り口
△現在リノベーション中の建物
△リノベーションが進行中