専売局台東出張所宿舎群は、日本統治時代に建てられた日式住宅(日本家屋)である所長宿舎と独身寮のリノベーションである。所長宿舎は1937年にでき、83㎡の大きさがある。独身寮の方は1938年にでき、その後1941年に増築されて107㎡となり、その中に3部屋があり3人が住んでいてた。なお、専売局台東出張所は、台東の煙草酒類の専売事務を管理する機関であった。
2002 年にこれらの宿舎は台東県政府により歴史的建造物に登録され、その後、リノベーションの後、行宣センター、台東県童話館、図書館として2007年にオープンした。ただ、2016年の台風による甚大な被害を受けたが、その修復には資金調達も含めて時間がかかり、2022年にようやく完了したところである。現在、管理運営者を募集中で再オープンを待っているところ。(訪問年月:2024年11月)
△リノベされた所長宿舎。白く塗られた枠や装飾はリノベ創作と思われる。
△別の角度からみたリノベされた所長宿舎。
△リノベされた独身寮の外観。
△リノベされた独身寮の裏側。
△別角度からの裏側にある中庭の様子。左側の縁側への階段からみると、床高がかなり高いことが分かる。
△独身寮のリノベされた室内。リノベは終わっているが、まだ整っていない。
△独身寮の外壁開けられた丸窓。