台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

青色の藍屋リノベから伝統芸能を守る【台湾戯劇館】@宜蘭

台湾戯劇館は現在、宜蘭美術館の一角を仮移転先として利用している。台湾戯劇館は、台湾固有の伝統芸能である歌仔戯、布袋戯、京劇などの演劇を紹介し、台湾の伝統演劇文化を保存し普及させている。本来の台湾戯劇館は別の場所にあるが、2023年より耐震補強工事が始まり、宜蘭美術館の敷地内に仮移転し、展示と活動を継続している。

仮移転先の宜蘭美術館では、美術館本体の壁面と隣接する藍屋(ブルーハウス)の建物上部にオープンアトリウムがつくられたもので、現在は台湾戯劇館の展示、教育・学習スペースとして活用されている。

藍屋(ブルーハウス)は、かつて宜蘭監獄の門庁として使用されていて、その特徴的な青色の外観から名づけられ、地域のランドマーク的存在となっていた。リノベーション後の最初の用途は美術館に併設するレストランであった。

現在、台湾戯劇館はこの場所を一時的に利用している。本来の場所が耐震改修を終えてそこに戻る時期は公表されていない。(訪問年月:2025年3月)

建物のプロフィール
  • 文化資産登録名称:舊臺灣銀行宜蘭分行
  • 文化資産分類:歴史建築 建物種類:其他設施
  • 指定登録年月:2002年9月
  • リノベ設計:田中央聯合建築師事務所 Fieldoffice Architects

 

西側の外壁と当時の木造建物を活かしてリノベーションされた台湾戯劇館のオープンアトリウム部分。

△西側の外壁と当時の木造建物を活かしてリノベされた台湾戯劇館。オープンアトリウム部分。

施設に利用されている藍屋(ブルーハウス)の外観と中庭のオブジェ。

△施設に利用されている藍屋(ブルーハウス)。中庭にはオブジェも。

道路側からの外観。左側の一部が台湾戯劇館で、右側が宜蘭美術館。

△道路側からの外観。左側の1/3くらいが台湾戯劇館で、右側が宜蘭美術館。

宜蘭美術館の西側の壁面を利用した展示。

△宜蘭美術館の西側の壁面を利用した展示。

入口部分の展示の様子。

△入口部分の展示。

台湾戯劇館の中央部分。右側にブルーハウスの一部が見える。

△台湾戯劇館の中央部分。右側がブルーハウスの一部分。

ブルーハウスを活かしてリノベーションされた台湾戯劇館のホール部分。

△ブルーハウスを活かした台湾戯劇館のホール部分。

台湾戯劇館で展示されている戯劇衣装。

△戯劇衣装の展示。

台湾戯劇館で展示されている人形の様子。

△人形展示。

▽隣の宜蘭美術館についてはこちらから。

www.tjcreativeculture.com

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