台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

条件不利地域での若者創業拠点の挑戦【和興青創基地(2025年再開予定)】@鹿港(彰化縣)

和興青創基地は、日本統治時代の1935年に建てられた和興派出所の警察職員たちの宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした(現在休止中)。2018年には彰化県の歴史建築に登録されている。約80mと奥行きが深い敷地の中にある路地空間の両側に、レンガ造の旧宿舎や日式住宅(日本家屋)が活用されている。1階の路地や全体を眺望できる2階の空中回廊などからなる多様な空間構成が特徴的である。

この施設は、若者による創業や文化創意活動を行うことが目的で、オープン当時には9組の若者チームが入居したが、さまざまな事情によって2022年末の契約満了で退去していた。2025年中の再開に向けて、現在新たな若者チームの入居審査が進められている。(訪問年月:2025年5月)

建物のプロフィール
  • 文化資産登録名称:鹿港和興派出所
  • 文化資産分類:歴史建築 建物種類:衙署
  • 指定登録年月:2018年4月
  • リノベ設計:呂政道建築師事務所   

 

基地全体のエントランスの様子。

△基地全体のエントランス。

レンガ造の元宿舎と路地空間の様子。

△レンガ造の元宿舎と路地空間。

2階に設けられた空中歩廊から見た空間構成。

△2階に設けられた空中歩廊からの空間構成。

路地空間に設けられた空中歩廊下の屋根部分。

△路地空間にある空中歩廊下の屋根。

日式住宅が残され、起業スペースとして再利用されている。

△日式住宅(日本家屋)の残され起業スペースに。

第1期に開業したネコグッズショップの外観。

△ネコグッズショップ(第1期)。

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