台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

随所に日本統治時代のデザインが残る美術館【嘉義市立美術館】@嘉義

嘉義市立美術館は、日本統治時代の1936年に建てられた台湾総督府専売局嘉義支局庁舎で、リノベーションされ2020年にオープンした。当時は、塩や樟脳、タバコ、アルコール類など専売品の管理と販売を担う施設であったが、専売局としての役割を終え、2000年に嘉義市の市定古蹟に登録された。

市定古蹟に登録され、リノベの本体ともなっている建物は、当時台湾総督府専売局技師であった梅澤捨次郎の設計によるものである。この建物は鉄筋コンクリート造3階建て、平面はL字型で、弧形を描いた外壁、帯状の庇が水平線を強調している。外壁材は北投産のスクラッチタイルが使われ、日本統治時代の古典建築様式からモダニズム建築様式への変遷の過渡期でもあった。二・二八事件の際には扉や窓が砲台に改造されたこともある。

リノベーションでは、元の建築を尊重しつつ増築が行われ、新たな展示スペースや屋外イベントエリアが加えられている。美術館は、現代美術の展示や美術教育プログラムの提供のほかに、誠品書店、カフェ「昭和J11咖啡館」、レストラン「J-BIIRU 嘉啤酒餐酒館」が併設されている。(訪問年月:2023年9月、2025年2月)

建物のプロフィール
  • 文化資産登録名称:菸酒公賣局嘉義分局
  • 文化資産分類嘉義市定古蹟 建物種類:衛署
  • 指定登録年月:2000年6月
  • リノベ設計:黃明威建築師事務所, 王銘顯建築師事務所

 

エントランスアプローチの庭に、かつてのタイル建築と現代的ガラス建築が調和している様子。

△エントランスアプローチの庭に、かつてのタイル建築と現代的ガラス建築がマッチしている。

建物側から見たアプローチ中庭と旧専売局建物の外観。

△建物側からのアプローチ中庭と旧専売局の建物。

旧専売局建物の左ウイング部分。帯状の庇が水平線を強調している。

△旧専売局建物の左ウイング。帯状の庇が水平線を強調。

建物の個性が感じられる別角度からの外観。

△建物の個性を感じさせる別の角度からの外観。

建物端部の外壁は弧形を描く曲線になっている。

△建物の端部の外壁は弧形の曲線。

エメラルド色の窓枠が外観の特徴となっている。

△エメラルド色の窓枠が個性的。

建物の窓は縦長窓や丸窓など多彩で、すべてがエメラルド色で統一されている。

△建物の窓は縦長、丸窓など多彩で、いずれもエメラルド色。

アールデコ調の建築様式が特徴的に取り入れられている。

アールデコ調の建築様式も特徴的。

建物反対側の端部も同様に弧形の曲線になっている。

△反対側の端部も弧形の曲線である。

増築された4階分の吹き抜けとガラスのファサード。

△増築された4階分の吹き抜けとガラスのファサード

展示室の天井には三角屋根の小屋組みが残されている。

△展示室の天井は三角屋根の小屋組みが残されている。

階段室の窓枠もエメラルド色で印象的なデザインとなっている。

△階段室。エメラルド色の窓枠が印象的。

誠品書店の入口。美術館展示に合わせた関連イベントや書籍の推薦が行われる。

△誠品書店の入口。美術館の展示テーマに合わせて、関連イベントや本の推薦もする。

誠品書店の書籍を扱うエリアの様子。

△誠品書店の書店のほう。

誠品書店の雑貨やミュージアムショップエリア。

△誠品書店の書店じゃないほう。雑貨やミュージアムショップになっている。

廊下に設けられた誠品書店のレジと販売スペース。

△廊下に誠品書店のレジ。左側の2部屋に商品が展開。

誠品書店の隣にあるカフェ「昭和J11咖啡館」の外観。

△誠品書店の隣にあるカフェ「昭和J11咖啡館」。

旧専売局建物の1階に入るレストラン「J-BIIRU 嘉啤酒餐酒館」外観。

△旧専売局の建物。1階はレストラン「J-BIIRU 嘉啤酒餐酒館」。

レストラン「J-BIIRU 嘉啤酒餐酒館」の内装と客席。

△レストラン「J-BIIRU 嘉啤酒餐酒館」。

施設全体の配置を示すマップ。

△施設全体マップ。

館内の各階のフロア構成を示すガイドマップ。

△フロアガイドマップ。

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