台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

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国家撮影文化中心台北館

台北駅前で消えかけた名建築が文化創意拠点へ

MAP

訪問年月:2025年2月、2025年3月、2026年6月

国家撮影文化中心台北館は、日本統治時代の1937年に建てられた大阪商船株式会社台北支店でリノベーションされ、台湾の国立写真・映像芸術専門機関として2021年にオープンした。この建物は、日本の著名建築家の渡辺節が台湾で設計した唯一のもので、大阪商船のオフィスとして使用されていた。当時の建物は、日本風の塔屋と石とレンガのファサードを備えた3階建ての和洋折衷の建物だった。

戦後は道路業務を担う交通部(交通省)道路管理局が管理し、その時代に建物の日本風塔屋は取り壊され、一部で4階分を増築し7階建てに、外壁は化粧レンガになるなど本来の姿は完全に失われていた。1980年代には機能が廃止されているが、それでも歴史的価値があることで、2014年には直轄市定古蹟に登録されている。

リノベーションにあたっては、当時、渡辺節が設計した際の設計思想や図面を再現し、増築した4階分を取り壊し、塔屋を復活し、当時の外観を再現している。

現在この施設には、台湾および海外の写真家による多様な展示を紹介するスペースが設けられ、1階にはカフェやセレクトショップ、ライブラリーが併設されている。 また、建物の歴史や大阪商船株式会社台北支店の背景に関する展示も行われている。

DATA

文化資産登録名称
原大阪商船株式會社臺北支店
文化財分類
直轄市定古蹟
登録建築種別
産業
指定登録年月
2014年5月
リノベ設計者
徐裕健建築師事務所
旧用途
事務所
現用途
お土産・雑貨が楽しめる、イベントスペース、博物館、展示
オープン年
2021年

渡辺節による設計が完全復活した国家撮影文化中心の外観。

△渡辺節の設計が完全復活した外観。

台北駅側から見た国家撮影文化中心の外観。

△台北駅側からの外観。

国家撮影文化中心に入る曲面壁のデザインが特徴的な入口。

△国家撮影文化中心に入る曲面壁の入口。

中庭側から見た国家撮影文化中心の外観。エレベータが増設されている。

△中庭側の外観。エレベータは増設。

1階にある文創グッズのショップ。

△一階の文創グッズのショップ。

当時の様子が再現された階段室。

△階段室も当時の様子が再現。

再現された廊下の窓枠と電飾オブジェが展示されている様子。

△廊下の窓枠は再現されていて、電飾オブジェが飾る。

台北駅前にある未来市では多様なお土産を購入できる。

△台北駅前にあるので、お土産を漁れる。未来市。

国家撮影文化中心1階にある朝早くから開店しているカフェ。

△台湾のブランドカフェ「COFFEE TO」もある。朝早くから開店する。

△雰囲気のよいカフェの客席。

1階にある写真関連資料を集めたライブラリー。

△1階にある写真に関するライブラリー。

建物の歴史や大阪商船株式会社台北支店に関する背景展示。

△建物の歴史や大阪商船株式会社台北支店の背景に関する展示。

写真展示エリア。赤色を基調とした展示室は個性的なデザイン。

△写真展示の展示室は各室ごとにすべて異なり個性的。赤色ベースの壁。

青色を基調とした写真展示室。

△青系。

青色基調の展示室とつながる廊下。

△青系と廊下。

白色を基調とした写真展示室。

△白系。

過去に大規模な増改築が行われていた時期を示す写真展示。

△一時期、こんなに増改築されていたという写真の展示。ひどい。。