大稻埕は台北市において清代から日本統治時代、20世紀前半にかけての商業の中心地で、台湾で典型的な街屋(ショップハウス)建築が集中するエリアである。特に乾物、漢方薬、布地、茶葉などを扱う貿易の中心地として栄えてきて、老舗の商店が数多く集まってい。その中心が「迪化街」になる。いまでも、多くの買い物客や観光客が訪れ、旧正月(春節)の時期には賑やかな雰囲気に包まれる。
日本統治時代を含む複数の時代の建築様式が混在してはいるが、基本的な形として、間口が狭く奥行きが深い、三進式の構成、騎楼(アーケード)、1階は店舗や倉庫・2階以上は住居、バロック式を中心とした装飾豊かな立面、といった特徴をもっている。三進式とは、奥行きの深い敷地に道路側から3つの部屋(一進、二進、三進)が建っていて、それぞれの部屋の間に採光と通風を確保する中庭(天井)を設ける伝統的な街屋建築の構成である。
近年では、これらの古い街屋建築を活用したリノベーションが進み、カフェ、雑貨ショップ、文化施設などが増加していて、伝統と現代が調和する空間が広がっている。リノベは民間事業者による個別のものから、再生まちづくりやスタートアップに連動させるものまでさまざま。台北市も都市再生前進基地(Urban Regeneration Station、略称 URS)という制度で支援している。

△旧正月(春節)の直前の街の様子。

△ひとがいっぱい。

△2026年3月の迪化街の入口の様子。

△民間事業者による大藝埕(ArtYard)という再生まちづくりの第一号「小藝埕」。

△大藝埕(ArtYard)を構成する「民藝埕」。

△都市再生前進基地(Urban Regeneration Station、URS)の紹介看板。

△URSによってリノベされた埕楽通(ギャラリー)。現在は休業中。

△埕楽通の三進式街屋建築の中庭のアート作品。

△大稻埕に広がる小ぶりでかわいいリノベ。

△当時の雰囲気を残しつつのリノベ。

△ペーパーショップ。

△騎楼(アーケード)に張り出す伝統的な乾物店。

△大稻埕全体のマップ。
▽迪化街の端にある「十連棟」
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