台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

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国立台湾博物館南門館

昔なつかしの樟脳をつくっていた工場リノベ

MAP

訪問年月:2024年2月

国立台湾博物館南門館は、日本統治時代の1899年に建てられた専売局台北南門工場であり、リノベーションされ2013年にオープンした。

当時のこの工場は、日本統治時代に台湾総督府が設立した官営工場で、台湾における近代的工場の先駆けであった。また、台湾総督府専売局による樟脳とアヘン生産拠点であり、その独占事業を象徴する施設でもあった。戦後は台湾省樟脳廠として存続したが、1967年に民営化され工場は廃止され、台湾省食品工業研究所として利用された。それも1980年に廃止され、1998年には国定古蹟に登録されている。

リノベされた主な建物は約5,300㎡の敷地内にある、赤レンガ造の樟脳倉庫「紅楼」(1914年建築)、石造の商品倉庫「小白楼」(1901年建築)、四百石貯水槽(1929年建築)である。また、かつての荷造り場は休憩所やカフェとして再生されている。

リノベの過程で発掘された古い建材を館内の装飾として再利用するなど歴史的な意匠を活かしながら、現代的な展示空間をつくる工夫がなされている。紅楼は、専売局時代のアヘンや樟脳の製造、市場、道具などの展示など歴史的背景を展示する「赤楼展示館」に生まれ変わった。

DATA

文化資産登録名称
專賣局(今臺灣菸酒 股份 有限 公司 )
文化財分類
国定古蹟
登録建築種別
衛署
指定登録年月
1998年6月
リノベ設計者
詹益忠建築師事務所
旧用途
その他工場
現用途
リノベカフェ・飲食、博物館、展示、文化創意園区、雑貨・ショップ・お土産
オープン年
2013年

倉庫として使われていた赤レンガ造の赤楼展示館と石造の小白宮展演館が並んでいる様子。

△いずれも倉庫に使われていた、赤レンガ造の「赤楼展示館」と石造の「小白宮展演館」の並び。

赤レンガ建築と石造建築が並ぶ様子。素材の対比が印象的。

△赤レンガと石造の建物の対比がいい。

道路側から見た赤楼展示館。赤レンガと鉄筋コンクリートを組み合わせた二階建てで、白い石を帯状にめぐらせた辰野式デザインが特徴。

△「赤楼展示館」の道路側からの外観。赤レンガと鉄筋コンクリートを組み合わせた二階建ての建築であり、赤煉瓦の外壁に白い石を帯状にめぐらせた「辰野式」のデザインが特徴である。

赤楼展示館のエントランスホール内部。

△赤楼展示館のエントランスホール。

展示館内部の展示室の様子。

△展示館の室内様子。

アヘンや樟脳の製造工程を紹介する展示エリア。

△アヘンや樟脳の製造工程の展示。

製造過程で使用されていた道具類の展示。

△製造過程の道具の展示。

製造過程で使用されていた道具類の展示別角度。

△製造過程の道具の展示。

樟脳を保存するための引き出しが展示されている。

△樟脳を保存した引き出し。

当時の壁を保存して展示している様子。

△当時の壁の様子も保存されて展示されている。

赤楼展示館の外壁を活かして増築されたカフェ・レストランの外観。

△赤楼展示館の外壁を活かして増築されたカフェ・レストラン。

小白楼(現小白宮展演館)の正面ファサード。総督府技師野村一郎の設計による明治時代の石造建築。

△小白楼(現小白宮展演館)の正面ファサード。総督府技師であった野村一郎による設計で、台湾では珍しい明治時代の石造建築である。

小白宮展演館の裏側にある入口。

△小白宮展演館の裏側の入口。

小白宮展演館の内部。白壁、窓枠、小屋組みが特徴的な空間。

△小白宮展演館の内部。白壁、窓枠、小屋組みの組み合わせがいい。

当時の工場の一部を保存し、展示している様子。

△工場の一部が保存され展示されている。

四百石水池。工場の防火設備として建設され、周辺地域への水供給も担っていた貯水池。

△四百石水池。工場の防火設備として建設されたものだが、当時の貯水池で周辺地域への水供給も担っていた。

当時の工場の全体模型。現在は十分の一ほどが残されている。

△当時の工場の全体模型。現在はこの十分の一くらいが残されている。

施設の案内図。赤楼展示館と小白宮展演館の位置が示されている。

△施設ガイドマップ。

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