台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

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二林蔗農事件紀念館

旧校長宿舎を活用した台湾農民運動の歴史を伝える博物館

MAP

訪問年月:2026年8月

二林蔗農事件紀念館は、日本統治時代の1937年に二林公学校長宿舎として建てられた日式住宅(日本家屋)で、リノベーションされ2011年にオープンした。現在も二林国小の校内にあるこの建物を含む二林公学校の旧教職員宿舎群は、2008年に歴史建築に登録されている。

いまは、1925年に起きた二林蔗農事件を中心に、二林蔗農組合を組織した李應章や当時の農民運動に関する写真、史料などを展示している。(二林蔗農事件とは製糖会社によるサトウキビの買取り価格などに不満をもった農民が会社側と衝突した事件)

なお、同じ二林国小の校内には、旧教職員宿舎群の一部が現在も教員宿舎として使われている。また1938年に建てられた「二林公学校講堂(2003年に歴史建築に登録)」も残っている。

DATA

文化資産登録名称
二林公學校職員宿舍群 / 二林公學校禮堂
文化財分類
歴史建築
登録建築種別
學校 / 學校
指定登録年月
2008年4月 / 2003年6月
リノベ設計者
非公開 / 非公開
旧用途
宿舎建築、日式宿舎(日本家屋)
現用途
博物館、展示、日式住宅(日本家屋)リノベ
オープン年
2011年

日本家屋を活用した二林蔗農事件紀念館の正面と前庭。

△二林蔗農事件紀念館の正面外観。

大きく育った樹木に囲まれた二林蔗農事件紀念館の建物。

△よく育った樹木の中に建つ。

階級の高い役職者向けに建てられた独立型の日本家屋と庭。

△階級が高い役職向けの単棟式の日本家屋。

日本家屋の畳敷きの部屋を生かして設けられた館内の展示スペース。

△畳の空間を残している展示空間。

製糖会社や組合、サトウキビ農家の関係を資料や図で紹介する展示。

△製糖会社と組合、農民などとの関係を展示したコーナー。

日本家屋の床の間を利用して資料を紹介する展示スペース。

△床の間での展示。

庭に面した広縁に並べられた当時のサトウキビ農家たちの写真。

△広縁を用いた当時の農民たちの写真展示。

小学校の敷地内に残り、現在も退職教員や現役教員の宿舎として使われる2棟の建物。

△退職教員と現役の教員の宿舎として現在でも利用されている2棟が残る。

館内の展示内容と、かつての住宅の間取りや空間構成を示した案内図。

△展示コーナーのガイド(左)と当時の住宅空間の構成(右)。

小学校敷地内に残る旧講堂の内部。大空間を支える屋根架構と丸窓が特徴的。

△同じ小学校敷地内に残る講堂。大空間を支える架構や丸窓などの個性的なデザインが残る。