榕錦時光生活園区は、かつての「台北刑務所官舎」の職員宿舎をリノベーションし、複合商業施設として2022年9月にオープンした。5,355㎡の敷地の中では、リノベーションされた7棟の日式住宅に、台湾で人気の飲食店や雑貨店など15店舗が入居し、人気のスポットとなっている。また、介護福祉施設、歴史展示空間、文化体験施設、ビジターセンターも併設され、コミュニティ活動が展開されるなど、世代を超えて利用できる地域共生施設となっている。
日本統治時代の1904年にこの地に移転して「台北刑務所」として機能していたが、1975年に刑務所が移転した後、長らく放置されていた。台北市による再開発計画により1994年に解体予定だったものが、文化財としての価値が再認識され、市民団体による保護運動の結果、2013年に台北市歴史建築に指定された。
この施設は、台北市政府文化局が推進する「老房子文化運動計畫」の一環としてリノベーションされたもので、その完成度の高さから、2023年には日本のグッドデザイン賞を受賞している。運営会社である逸居股份有限公司は介護福祉事業者であり、日本の社会福祉法人佛子園の「ごちゃまぜコミュニティ」を参考にした施設コンセプトで企画、運営を行っている。そして、このリノベは、2023年台北老屋新生ベスト10賞を受賞している。

△街路側に面する日式住宅のリノベ外観。

△刑務所跡地側のリノベ外観はガラスが多用される。

△ガラスと木製フレームと茶色で日本的な雰囲気を醸し出す。

△有名ベーグルショップはガラスハウス。

△提灯の装飾で日本らしさも。

△シンボル的なフレームのゲート部分への増設と装飾。
△ベーグルショップ。

△施設ガイドマップ


