台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】現在のリノベスポット469件

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

⌂ ホームに戻る

自来水園区

近代水道施設の設備をそのまま残した博物館にリノベ

MAP

訪問年月:2026年10月

自来水園区の中の自来水博物館は、日本統治時代の1908年に建てられた台北水道水源地のポンプ室をリノベーションし、1998年にオープンした博物館である。台北の近代水道事業を支えた施設群で、ポンプ室は1977年に役割を終え、1993年に台北市の市定古蹟に指定されている。設計は、旧台湾総督府などを設計した森山松之助。

建物は、バロック風の装飾を取り入れた新古典主義様式で、正面に並ぶ列柱やアーチ状の開口部、装飾的な屋根が特徴。内部には当時使用されていた大型ポンプ設備が保存・展示され、台湾の近代水道事業の歴史や水道技術を紹介している。

園区内には、1913年に建てられた量水室があり、リノベーションされ職員の休憩所として利用されている。量水室は歴史建築に登録されている。

DATA

文化資産登録名称
臺北水道水源地
文化財分類
直轄市定古蹟
登録建築種別
其他設施
指定登録年月
1993年2月
リノベ設計者
符宏仁建築師事務所
旧用途
インフラ設備
現用途
博物館、展示
オープン年
1998年
台北自来水園区の庭園に面して弧を描く列柱廊と、両端にドームを載せた石造風の重厚な建築外観。

△庭園に面して弧を描く列柱廊と、両端にドームを載せた建物。石造風の重厚な外観が美しい。

緩やかな曲線に沿ってコリント式の列柱が連続する、台北自来水園区の奥行きのある回廊空間。

△緩やかな曲線に沿ってコリント式の列柱が連続する回廊。奥行きのある空間構成がかっこいい。

台北自来水園区の建物裏側に残された、かつての水道施設で使用されていた大きな配管。

△建物の裏側には、当時の水道施設の大きな配管が残されている。

高い天井を支える鉄骨トラスと両側に連続する窓を備え、大型ポンプが整然と並ぶ旧水道施設のポンプ室。

△高い天井と鉄骨トラス、両側に連続する窓が特徴のポンプ室。大型のポンプが整然と並ぶ。

台北自来水園区の博物館に保存され、迫力のある展示となっている当時の大型機械設備。

△機械設備そのものが迫力のある展示となっている。

旧水道施設で使用されていた配電盤や電気設備がそのまま保存され、当時の施設の歴史を伝えている。

△当時の配電盤や電気設備もそのまま残され、施設の歴史を伝えている。

台北自来水園区の歴史的建築に残る、緑色の建具や格子窓を生かした展示室の内部空間。

△緑色の建具や格子窓を残した展示室。

台北自来水園区に残る旧量水室の外観。白い外壁に水平線やアーチ窓、幾何学的な装飾を組み合わせた歴史的建築。

△園区内の別の場所に建つかつての量水室。小規模ながら、白い外壁に水平線やアーチ窓、幾何学的な装飾を組み合わせの凝ったデザイン。

台北自来水園区の施設配置や園内の構成を示した案内図。

△台北自来水園区の案内図。