台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】現在のリノベスポット472件

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

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AWAKE 醒村

旧日本海軍の航空工場宿舎7棟をリノベした多彩な文化創意園区

MAP

訪問年月:2026年10月

AWAKE 醒村(醒村文化景觀園區)は、日本統治時代の1941年に建てられた日本海軍の航空工場従業員宿舎群のうち、7棟をリノベーションし、2026年10月にオープンした文化創意園区である。

醒村は戦後、台湾空軍の軍人とその家族が暮らす眷村として利用された。その後、居住者の転出によって住宅としての役割を終えたが、2009年には2棟が歴史建築に登録され、2017年には地区全体が文化景観に登録された。

建物は主にレンガ造で、木造や鉄筋コンクリート造を組み合わせた構造となっていて、2階建ての宿舎5棟と、クラブや講堂として使われた共同施設2棟からなる。一般的な日本統治時代の木造の日本家屋とは異なり、天井が高く、連続するアーチ状の柱廊など洋風の意匠を取り入れていることが特徴である。

リノベでは、当初の建築的特徴と戦後の眷村時代の生活の痕跡を残しながら、7棟の建物をそれぞれ異なる用途に転用し、多様な機能を組み合わせた文化創意園区に生まれ変わった。A棟にはショップ・飲食店群、B棟には展示室群、C棟には建物と樹木が一体化した「樹屋」を活かした屋内外の展示空間が設けられ、講堂だった棟は、その大空間を活かした展示空間や子ども向けの体験施設となっている。

DATA

文化資産登録名称
原日本海軍航空隊岡山宿舍群(醒村)
文化財分類
文化景観、歴史建築
登録建築種別
宅第、其他人類與自然互動而形成之景觀・軍事設施
指定登録年月
2009年4月、2017年6月
リノベ設計者
張玉璜建築師事務所
旧用途
宿舎建築、迎賓施設・クラブ
現用途
お土産・雑貨が楽しめる、イベントスペース、ギャラリー、スタジオ、リノベカフェ・飲食、展示、工房、雑貨・ショップ・お土産
オープン年
2026年
醒村文化景觀園區のA棟は、2階にアーチ状の柱廊を備えた旧宿舎で、ショップや飲食店として活用されている。

△2階にアーチ状の柱廊を備えたA棟。ショップや飲食店が入っている。

醒村のA棟のファサードには、木製の格子窓とアーチ状の柱廊が連続している。

△木製の格子窓とアーチ状の柱廊が連続するA棟のファサード。

醒村文化景觀園區の旧宿舎に残る木製の窓を生かした飲食店「農食小站」。

△木製の窓を活かした飲食店「農食小站」。

醒村文化景觀園區に設けられた、文化創意グッズを製作・販売するショップ。

△文創グッズの製作・販売ショップ。

醒村文化景觀園區のショップでは、大きな甕を展示台として利用し、地域の特産品を販売している。

△大きな甕を展示台として特産品を販売。

醒村文化景觀園區のB棟は、石張りの外壁を備えた歴史的な旧宿舎建築である。

△石張りの外壁を備えたB棟の外観。

醒村文化景觀園區のB棟に設けられた、かつての航空基地の歴史を紹介する展示室。

△B棟での航空基地の歴史を紹介する展示室。

醒村文化景觀園區のB棟で、地域の歴史や土地の成り立ちを紹介している展示室。

△地域の歴史や土地の成り立ちを紹介する展示室(B棟)。

醒村のC棟は、失われた屋根を復元せず骨組みを見せた状態で活用され、壁面には大きな翼のオブジェが設けられている。

△失った屋根のままスケルトン状態にしたC棟。壁面に大きな翼のオブジェ。

醒村のC棟では、建物内部まで樹木の根が広がる「樹屋」の空間を利用してアート作品が展示されている。

△建物の内部まで樹木の根が広がる「樹屋」でのアート作品(C棟)。

醒村文化景觀園區のD棟は、瓦屋根とコンクリートの外壁を備えた旧宿舎建築である。

△瓦屋根とコンクリートの外壁を備えたかちっとした旧宿舎(D棟)。

醒村文化景觀園區のF棟は、アーチ状の柱廊と切妻屋根を組み合わせた、かつてクラブとして使われていた建物である。

△アーチ状の柱廊と切妻屋根を組み合わせ建物(F棟)。クラブとして使われていた。

醒村文化景觀園區の大きな樹木に囲まれた旧講堂は、展示空間や子ども向け施設として活用されている。

△大きな樹木に囲まれた講堂だった建物。いまは、展示空間や子ども向けの施設として活用。

醒村文化景觀園區の歴史的建築の内部に、木造の小屋組を残して設けられた展示空間。

△木造の小屋組を残した展示空間。

醒村文化景觀園區に設けられた、猫をテーマにした展示やグッズを扱うショップ。

△猫をテーマにした展示やショップ。

醒村文化景觀園區でリノベーションされた7棟の建物の位置と施設構成を示す案内図。

△園区内の7棟の配置と案内図。