台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

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嘉義旧監獄宿舎群

日本のグッドデザイン賞も受賞した日本家屋群リノベ

MAP

訪問年月:2025年2月

嘉義旧監獄宿舎群は、日本統治時代の1919年に建てられた刑務所職員の日式住宅の宿舎がリノベーションされたもの。当時は、刑務所職員とその家族の住居であったが、1994年の嘉義刑務所が他の場所に移転した後は、多くの住戸が空き家となり、老朽化が進んでいた。この宿舎群の一角が2015年に歴史建築に、2021年にはこの宿舎群全体が集落建築群として登録されている。

嘉義市政府は2016年から、この地で「木都2.0工作聚落」プロジェクトを開始した。民間の資源と技術を導入し、空き家だった日式住宅を、徐々に木工のワークショップを行うスペース、アーティストや職人のアトリエ、展示スペースなどにリノベし現在の姿にしている。また、一部の住戸には現在も住民が居住しており、過去と現在が共存する独特のコミュニティを形成していることも、この宿舎群の大きな特徴である。

「木都2.0工作聚落」の中で、この宿舎群は単なる歴史的建造物の保存と再利用にとどまらず、嘉義市の木工産業や文化創意の拠点としての役割を果たしている。こうした文化的資源の活用による持続可能な地域再生のモデルとしての取り組みが評価され、2023年には日本のグッドデザイン賞を受賞している。また、2025年には、台湾文化部が文化創意を進めるための「百大文化基地」の一つに選定された。

DATA

文化資産登録名称
嘉義 舊監獄暨宿舍群 / 嘉義 第二司法新村(宿舎群の一部)
文化財分類
歴史建築、聚落建築群
登録建築種別
近代宿舎 / 宅第(住宅)
指定登録年月
2021年1月 / 2015年1月
リノベ設計者
張玉璜建築師事務所
旧用途
日式宿舎(日本家屋)
現用途
イベントスペース、ギャラリー、グッドデザイン賞、コンセプト園区、スタジオ、ワークスペース、展示、工房、文化創意園区、文化部選定百大文化基地、日式住宅(日本家屋)リノベ
オープン年
—

嘉義の木都2.0工作聚落で公開されている日式住宅のスケルトン展示。

△日式住宅を骨格の骨組みだけにスケルトン化し、その構造や工法を屋外展示している。

木都2.0工作聚落の拠点施設である実験木場の外観。

△「木都2.0工作聚落」プロジェクトの拠点施設である「実験木場」。

イベントスペースとしても利用される実験木場の内部空間。

△イベントスペースにもなる実験木場。

嘉義の木都2.0工作聚落にある2棟目の実験木場。

△2棟ある実験木場のもう一つの棟。

木工のワークショップや展示空間を備えた福樟良材木創工坊の外観。

△木工のワークショップ空間、アトリエ、展示空間がある「福樟良材木創工坊」。

嘉義木都2.0工作聚落にある木工のワークショップ空間。

△福樟良材木創工坊の木工ワークショップ空間。

木工の作品や材料を展示する空間。

△福樟良材木創工坊の木工展示空間。

伝統的な木工道具を展示している空間。

△木工道具の展示。

展示内容は情報未確認の画像。

△植物を扱うワークショップや展示室が入る棟。

歴史建築に登録されている嘉義第二司法新村の妻側外観。

△歴史建築に登録されいている「嘉義第二司法新村」の妻側の外観。

嘉義第二司法新村に残る街並みの様子。

△嘉義第二司法新村の街並み。

木都2.0工作聚落の入口に設置されたサイン。

△木都2.0工作聚落のサイン。

嘉義木都2.0工作聚落にある宿舎群のマップ。色付きの建物はリノベーション済み、薄いグレーは現役住宅。

△宿舎群のマップ。地図の右半分が宿舎群。色付きの建物がリノベされた施設で、薄いグレーの建物は今でも住まわれている住宅。

▽隣にある獄政博物館についてはこちらから。

獄政博物館について詳しくはこちらから