台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】現在のリノベスポット472件

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

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煥民新村

山の斜面に広がる空軍眷村を文化創意の活動拠点にリノベ

MAP

訪問年月:2026年10月

煥民新村は、1940年代後半から台北市大安区の蟾蜍山の斜面に形成された空軍軍人とその家族の住宅集落(眷村)で。戦後に形成された台北市で最も古い空軍眷村で、2017年から段階的にリノベーションが進められ、2020年に一部が公開、2026年8月には全区域がオープンした。

眷村は、戦後、中国大陸から台湾に渡ってきた軍人やその家族が暮らした地域であり、そのひとつの煥民新村には39世帯が暮らしていた。山の斜面に沿って住宅が密集し、狭い路地や階段で結ばれた独特の集落景観が残されている。保存運動を経て、2016年に周辺の集落を含む「蟾蜍山聚落」が文化景観に登録された。

ここでは、斜面地の地形を生かした住宅の配置、路地、増改築を重ねた建物の姿などをできる限り残したリノベがされている。いまは、住宅群を5つの区域に分け、眷村の歴史や生活文化を紹介する展示施設、アーティストや文化団体の活動拠点、多目的教室、地域交流スペースなどが複合した文化創意の活動拠点となっている。

DATA

文化資産登録名称
蟾蜍山
文化財分類
文化景観
登録建築種別
其他場域
指定登録年月
2016年8月
リノベ設計者
恒維聯合建築師事務所
旧用途
眷村
現用途
イベントスペース、ギャラリー、リノベカフェ・飲食、展示、工房、文化創意園区、書店
オープン年
2026年
煥民新村の広場に面してリノベーションされた住宅群と、その背後の斜面に密集する住宅の景観。

△広場に面してリノベーションされた住宅群は展示スペース、地域の教室、イベント会場、住民交流の場として使われる。背後の斜面にもリノベされた住宅が密集している。

煥民新村の古い住宅が向かい合う路地に、リノベーションされたカフェやショップが並ぶ。

△古い住宅が向かい合う路地。カフェやショップ、ギャラリーが並び、散策を楽しめる。

煥民新村の住宅に囲まれた路地を利用して設けられた店舗や展示スペース。

△住宅に囲まれた路地を店舗や展示スペースとして活用している。

小さなタイル張りの外壁と木製建具を生かし、軒先に植物や照明を配置した煥民新村の店舗。

△小さなタイル張りの外壁と木製建具を生かした店舗。軒先の植物や照明が、親しみやすい空間をつくっている。

煥民新村の木造屋根を生かした展示スペースに、植物や鳥をモチーフにした作品が並ぶ。

△木造の屋根を生かした展示スペース。植物や鳥をモチーフにした作品が並ぶ。

煥民新村のかつての暮らしを伝える、昔の食器や家具を並べた眷村生活の展示。

△昔の食器や家具を展示し、眷村の暮らしを紹介している。

蟾蜍山の斜面に沿って連なる煥民新村の住宅群と、各施設を結ぶ軒先の通路。

△斜面に沿って続く住宅群。軒先の通路を利用して各施設を結んでいる。

煥民新村の木造屋根を生かした小さな書店の内部に、壁一面の本棚が設けられている。

△木造の屋根を生かした小さな書店。壁一面に本棚が設けられている。

煥民新村の古い住宅の間に残る狭い路地と、昔の面影を伝える木製建具やコンクリートの壁。

△住宅の間に残る狭い路地。木製建具やコンクリートの壁に昔の面影が残る。

煥民新村にある住宅やリノベーション施設の位置を示した施設配置図。

△煥民新村の施設配置図。

煥民新村、農業試験所の旧宿舎、自力建設の住宅など、異なる成り立ちの集落を示した蟾蜍山聚落の全体図。

△蟾蜍山聚落の全体図。煥民新村のほか、農業試験所の旧宿舎や自力で建設された住宅など、異なる成り立ちの集落が混在している。