中心新村は、戦後、日本統治時代の軍病院の施設や宿舎などを住宅に転用するとともに、1950年代以降に軍人とその家族のための住宅が建てられてきた眷村で、リノベーションされて2025年にオープンした。
この眷村には、軍医関係者を中心に約79世帯が暮らしていた。北投温泉の温泉水を利用した共同浴場が設けられていたことが特徴で、日本統治時代の建物と戦後に建設された住宅、居住者が増改築した建物が混在している。2011年には集落全体が聚落建築群として文化資産に登録された。
リノベされた住宅群は、眷村の歴史や暮らしを紹介する展示施設のほか、創作工房、映像・音楽制作スタジオなどに活用されている。また、中央の展示施設では、かつての眷村の理髪店や食堂、住宅の居間などの生活空間が再現されている。2026年3月からは、複数の独立系書店がそれぞれのテーマに沿って選んだ書籍をブックボックスなどで販売する企画も行われている(2027年3月まで)。
△大きな樹木に囲まれた中心新村のインフォメーション施設。
△道路沿いに続く中心新村の住宅群。古い塀と赤い門扉が残る。
△大きな広場を囲むように並ぶ眷村の古い住宅群。
△中央には円形の芝生が設けられている。
△白い壁と淡い緑色の窓枠が特徴の、いまは工房となっている建物。
△瓦屋根と赤い木製窓が特徴の平屋住宅。
△昔の商店を思わせる「行村吃」の飲食・交流スペース。
△温泉水を利用した共同浴場。かつての入浴設備が展示されている。
△黒い外壁と大きなガラス窓を備えた展示施設。
△かつての眷村の食堂を再現した展示。調理器具や蒸籠などが並ぶ。
△昔の住宅の居間を再現した展示。テレビやラジカセ、家具などが並ぶ。
△古い旅行鞄や引き出しを利用したブックボックス。独立系書店が選んだ本を販売している。
△古い自転車の荷台を利用したブックコーナー「山城二手書店」。
△中心新村の施設案内図。