台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

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港鶴棲別墅

清朝時代の古い街屋をリノベした文化空間

MAP

訪問年月:2026年8月、訪問時は休館日

港鶴棲別墅は、清朝時代末期の1891年に建てられた商家兼住宅で、リノベーションされ2016年にオープンした。もとは鹿港で商業を営んでいた王家の店舗兼住宅として使われていた。

建物は、3つの棟と2つの中庭が奥へ連なる「三進二院」と呼ばれる伝統的な街屋形式で、正面は日本統治時代にリノベされたアーチや柱をもつ西洋風のデザイン。その奥には清朝時代の伝統的な住宅空間が残され、異なる時代の建築が一体となっている。2010年には彰化県の歴史建築に登録されている。

いまは、鹿港の伝統工芸を紹介する施設で、木彫や錫細工、提灯、刺繍などが展示されている。

DATA

文化資産登録名称
鹿港鶴棲別墅
文化財分類
歴史建築
登録建築種別
宅第
指定登録年月
2010年4月
リノベ設計者
曾文吉建築師事務所
旧用途
街屋建築
現用途
博物館、展示
オープン年
2016年

アーチと柱を組み合わせた西洋風の意匠が特徴的な道路側のファサード。

△正面ファサード。アーチや柱をもつ西洋風のデザイン。日本統治時代に道路拡幅によってリノベされた。

道路から後退して建つ建物と、樹木が植えられた前庭のようなアプローチ空間。

△建物は道路からセットバック。その前庭的な空間に樹木など雰囲気がいい。

3棟の建物と2つの中庭が奥行き方向に連続する「三進二院」の構成が見える側面。

△建物側面。3つの棟と2つの中庭が奥へ連なる「三進二院」の様子が分かる。

道路側の一進と中間に位置する二進に挟まれた、採光や通風を確保する中庭空間。

△道路側の棟(一進)と中間の棟(二進)の間にある中庭。

3つの棟と2つの中庭からなる建物全体の配置と奥行き方向の構成を示した平面図。

△建物の全体構成(平面図)。