台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

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長源医院/鹿港歴史影像館

清代の街屋と1933年築の医院をリノベした博物館

MAP

訪問年月:2026年8月

長源医院/鹿港歴史映像館は、清代から残る街屋を日本統治時代に医院兼住宅として増改築した建物で、リノベーションによって2019年から段階的にオープンし、2025年にグランドオープンした。2024年には彰化県の歴史建築に登録されている。

もとの建物は、中庭を挟んで建物が奥へ連なる四進式(4棟で3つの中庭を囲む)の清代からの街屋であったが、1933年の道路拡幅に伴って第一進(道路側の棟)が取り壊され、角地に面するもう一方の道路側に3階建ての建物が新たに建てられた。現在は、この3階建て部分と、その奥に残る第二進から第四進までの街屋が一体となっている。

1階では、かつて医院で使われていた薬棚や写真の暗室などが展示され、2階では、長源医院を開いた許読(二代目)と、鹿港の暮らしを撮影した写真家・許蒼澤(三代目)を中心に、許家の歴史や当時の暮らしの様子が紹介されている。また、3階はブックカフェとなっている。

これらの取り組みが評価され、2025年には文化部による「百大文化基地」に選定されている。

DATA

文化資産登録名称
鹿港長源醫院
文化財分類
歴史建築
登録建築種別
宅第
指定登録年月
2024年11月
リノベ設計者
雄本老屋、黄偉城建築師事務所
旧用途
医療施設、街屋建築
現用途
イベントスペース、リノベカフェ・飲食、博物館、展示、文化部選定百大文化基地
オープン年
2019年

1933年に建てられた3階建て部分がつくる長源医院の象徴的なファサード。

△1933に建てられた長源医院のシンボル的な外観。

ライトアップされて夜の街角に浮かび上がる長源医院の外観。

△夜のライトアップもきれい。

展示や休息のためのスペースとして活用されている道路沿いのアーケード。

△アーケード部分も展示や休息スペースに。

清代から残る街屋部分に設けられた、角地のもう一方の道路に面する入口。

△角地に面するもう一方の道路側の入口。こちらの建物は清代からある街屋の一部。

診察室の家具や医療器具を配置して往時の長源医院を再現した1階の展示空間。

△1階にある長源委員を再現した空間。

薬棚や家具を配置してかつての医院の待合空間を再現した展示。

△薬棚、待合空間なども再現。

許家が現在も祖先などを祀るために使用している1階奥の祭祀空間。

△1階の奥にある許家が実際に祖先などを祀る祭祀空間。

祭祀空間の上部に設けられた吹き抜けと周囲の木造部分。

△祭祀空間の吹き抜けのある上部。

写真家・許蒼澤が撮影した鹿港の写真を映像で紹介するプロジェクション展示。

△許蒼澤の写真を中心としたプロジェクション展示。

建物の変遷や図面、リノベーションの過程を資料とともに紹介する「老屋醫院」。

△建物の建築の歴史や図面、リノベの様子を展示するコーナー「老屋醫院」。

ベッドや家具、調度品を配置して当時の生活空間を演出した「夢之國」。

△「夢之國」と名付けられた、ベッドや調度品を展示する空間。

畳敷きの部屋に当時のテレビやオーディオ機器を配置した生活展示。

△畳部屋では当時のテレビ、オーディオが。

家具や生活用品を使って許家の当時の暮らしを紹介する展示空間。

△当時の暮らしを展示する空間。

床を一段高くした和室を活用したカフェの予約席。

△小上がりになった和室空間。カフェの予約席。

3階のカフェに設けられたカウンターと厨房スペース。

△3階カフェのカウンター。

古い建物の雰囲気を生かしてテーブルと椅子を配置したカフェの客席。

△カフェの客席。

清代から残る街屋部分の屋根や周囲の建物を見渡せる屋上空間。

△清代からの街屋の屋上。

長源医院の建物上部に設けられた屋上スペース。

△屋上部分。

長源医院の2階と3階にある展示室やカフェなどの配置を示した案内図。

△2階と3階部分のガイドマップ。

清代から残る街屋の奥行き方向の空間構成や中庭との関係を示した断面図。

△清代からの街屋部分の断面。