台湾リノベ+文化創意【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

地域・用途など複数条件で検索

⌕ 条件を組み合わせて事例を検索 →
⌂ ホームに戻る

大渓木藝生態博物館

まち全体が木工芸産業の歴史を伝える博物館

MAP

訪問年月:2024年11月、2025年2月、2026年8月

大渓木藝生態博物館は、台湾の木工芸産業の歴史と文化を保存・継承するため、街なかに残る歴史的建造物や街並み全体を博物館と位置づけたものである。そして、この地の日式(日本家屋)官舎群や公共施設が段階的にリノベーションされ、2015年から順次オープンしている。

大渓は、清朝時代から山岳地帯で伐採された木材を河川輸送する水運の拠点として発展してきた。日本統治時代にもその役割を維持し、木工芸産業が発展を遂げた。また、日本による灌漑施設の建設も進み、大渓には多くの日本人が暮らしていた。戦後、蒋介石が公会堂と付属施設を別荘として利用するなど、台湾の近現代史を象徴する地でもある。木工芸産業で栄えた大渓であったが、鉄道の普及や水運の衰退により活気を失ったことにより、歴史的建築物のリノベーションと観光資源化が進められている。

この博物館は、エコミュージアムのコンセプトを取り入れ、地域と住民が参画していることにも特徴がある。ここで紹介する施設以外に、自らの工房や生活空間を「街角館」として開放し、訪問者に木工技術や日々の生活を体感させてもいる。

DATA

文化資産登録名称
—
文化財分類
—
登録建築種別
—
指定登録年月
—
リノベ設計者
—
旧用途
日式宿舎(日本家屋)
現用途
お土産・雑貨が楽しめる、エコミュージアム、リノベカフェ・飲食、展示、日式住宅(日本家屋)リノベ、歴史地区リノベ、街並み、雑貨・ショップ・お土産
オープン年
2015年

△大渓木芸生態博物館商店。この町全体が博物館である「大渓木藝生態博物館」の博物館ショップ。

大渓木芸生態博物館商店について詳しくはこちらから

1901年建設の警察宿舎をリノベした工芸基地。地元木工師の拠点となっている。

△工芸基地。1901 年に建てられ警察職員宿舎として使われた長屋が、当時の暮らしの展示、レジデントアーティストの作品展示、企画ショップの拠点に。

工芸基地について詳しくはこちらから

△工芸教室。工芸基地にある工芸作家の展示販売ショップ。

日本時代の警察署長官舎を改修した鳳飛飛故事館。当時の生活の展示がある。

△鳳飛飛故事館。日本統治時代に大渓県庁警察署長の官舎と使われた住宅のリノベ。当時生活の歴史が展示されている。

鳳飛飛故事館について詳しくはこちらから

警察宿舎をリノベした工芸交流館。2021年から暮らしの工芸品を展示する。

△工芸交流館。日本統治時代に建てられた警察宿舎群の一つで、リノベされ2021年から暮らしの工芸品の展示・交流スペースに。

工芸交流館について詳しくはこちらから

△大渓芸能事務所(壱號館)。かつての大溪小学校職員寮。大渓で技術・工芸を受け継ぐ「人」に焦点を当てた展示。

壱號館について詳しくはこちらから

1941年建設の独身警察寮を再生した芸師館。木工師の物語を展示する。

△芸師館。日本統治時代の1941年に建てられた独身警察寮が、木工師の物語を収集、展示する施設に。

芸師館について詳しくはこちらから

1942年頃建設の農民協会倉庫をリノベした六廿四故事館。地域祭事や伝統文化を展示。

△六廿四故事館。日本統治時代の 1942 年頃に建てられた大溪農民協会倉庫がリノベされ、6月24日の関羽の生誕祭を祝う祭りや地域伝統文化の展示施設に。

六廿四故事館について詳しくはこちらから

1923年建設の洋館・大渓公会堂。木工芸をテーマにした特別展などを開催。

△大渓公会堂。大渓公会堂の洋館で1923年に建てられた。木工芸のショップやカフェになっている。

1923年建設の木工芸公会堂を再生した木生活館。木工芸産業と生活文化を伝える。

△木生活館。大渓公会堂の付属施設で蒋介石が別荘として利用していた建物が、木工芸産業と当時の生活を伝える施設に。

木生活館について詳しくはこちらから

1937〜1940年建設の警察寮を再利用した大渓歴史館。木工芸博物館の常設展示館。

△大渓歴史館。 1937 年から 1940 年の間に建てられた警察寮複合施設が、木工芸博物館の常設展示館となっている。

大渓歴史館について詳しくはこちらから

1935年完成の武徳殿。かつての武道場が展示空間として活用されている。

△武徳殿。 1935 年に完成した警察や若者が練習した武道場は、展示空間になっている。

弾薬庫跡。

△弾薬庫跡。

台湾で唯一、日本統治時代の面影を残す相撲場。

△台湾で唯一日本統治時代の面影を残す相撲場。

複数の建物から構成される大渓木藝生態博物館の中心エリア。

△大渓木藝生態博物館の中心的部分。ほんとに、いろんな建物が博物館を構成しているのが分かる。

▽街角館についてはこちらから。

街角館について詳しくはこちらから