花蓮鉄道文化園区は、台湾東部の鉄道史を伝える文化施設である。日本統治時代の1910年に、鉄道部花蓮港出張所による鉄道の建設が始まった。この出張所は、運営業務所や工務所などを備え、小規模ながら鉄道局の機能を持っていた。
1943年に「花蓮港鉄道事務所」に改名され、1979年に他の場所に移転したことにより、1982年には廃止された。その後、2000年代に歴史的価値が見直され、2003年に文化園区としてリノベーションされた。園区には、一号館と二号館があり、旧事務所や工務所を利用した展示スペースがあり、蒸気機関車も保存されている。ここは、鉄道の歴史を伝えるとともに、地域文化を体験できる場ともなっている。
2024年4月の地震によりダメージがあり、現在修復中(2024年9月時点)
△一号館のメイン施設。
△中庭を囲むように建物が配置されている。
△回廊沿いに建物が建つ。
△展示空間(地震の被害により閉鎖中)
△道路を挟んで二号館の建物
△その隣に蒸気機関車が保存されている。
△施設ガイドマップ。