台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

[中]台中市

刑務官のための日本家屋群がなんとマンガの国立博物館に【国家漫画博物館園区】@台中

国家漫画博物館園区は日本統治時代に建てられた日式住宅(日本家屋)の官舎群、演武場(武道場)とその付属建物、浴場など19棟の施設群がリノベーションされたもので、2024年にオープンした。官舎群はもともと刑務所敷地内の職員用の住宅で1915年~1922年に…

たばこの生産工程の展示と美術館が一体化した【太平買菸場】@台中

太平買菸場は1955年に建設され、当時はタバコ農家からのタバコの葉を鑑定・取引する施設として機能していた。1994年に閉鎖され、2013年には歴史建築として登録された施設をリノベーションして、2018年にオープンしている。 太平買菸場は、国際的に著名な芸術…

国宝の駅が車両・カフェ・雑貨がそろうエンタメパークに【台中駅鉄道文化園区】@台中

台中駅鉄道(臺中驛鐵道)文化園区は、台中の歴史と文化が感じられる魅力あふれるリノベスポットである。元々の台中駅は日本統治時代の1917年に完成し、その後も台中の重要な交通拠点として長く親しまれてきた。1995年には台湾の国定古蹟(国宝)に登録され…

文学をテーマに日本家屋リノベ、カフェもある【台中文学館】@台中

台中文学館は、日本統治時代の1932年に建てられた6棟の日式住宅(日本家屋)の警察官舎群をリノベーションしたものである。2009年に台中市が歴史建築に登録し、2016年8月に文学館としてオープンしている。 この日式住宅は構造も含めてよい状態で残されていた…

市場のリノベでゆっくり時間をすごせる【第四市場】@台中

台中市第四市場は1932年(昭和7年)に「干城町消費市場」として、台中市の4番目の市場としてスタートし、長く地域の生活の中心地として機能していたが、周辺人口の減少などの影響で1970年代から次第に衰退し、一時的に放置されていた。 2015年に台中市の歴史…

クリエーターらが集まるスペース、カフェ、古本屋【富興工廠1962】@台中

富興工廠1962は、1962年に建設された台湾初の化粧品工場「盛香堂工廠」をリノベーションし2021年8月にオープンした商業施設とワークスペースである。約2,300㎡の施設の中に、レストラン、カフェ、古書店、デザイン会社、撮影室、コワーキングスペースなど、…

台中で日本式住宅に泊まって日本文化体験【梧棲文化出張所】@台中

梧棲文化出張所は、日本統治時代に建てられた梧棲官吏派出所とその警察官吏の宿舎群で、リノベーションされ2021年にオープンした。現存する赤レンガ造の派出所(宿舎付)は1931年に建てられ、1937年から1940年にかけて派出所の裏側にレンガ造の宿舎(副所長…

通りから隠れた一帯にカフェと雑貨モール【台水宿舎商場】@台中

台水宿舎商場は、もともと台湾の水道局(台湾自来水公司)の職員宿舎群だったものをリノベーションし、商業施設として生まれ変わったものである。この施設の1,2階には、たくさんのファッションやアクセサリーのショップやカフェ、飲食店などが入居してい…

醸造所の設備が残る文化創意の総本山【文化部文化資産園区(旧台中文創産業園区)】@台中

台中に所在する文化部文化資產園区は、約5.6ヘクタールの敷地に大小24棟の建物が立ち並ぶ文化創意施設である。元は日本統治時代の1916年に創業した「大正製酒株式会社」の醸造所であり、当時は台湾最大規模の酒造工場であった。戦後には国営化され、1998年に…

日本人建築家によるリノベ空間でカフェと雑貨を楽しむ【緑光計画】@台中

緑光計画は、台湾自来水公司(水道局)の旧職員寮が商業施設にリノベーションされたもので、2013年にオープンした。元の社員寮はレンガ造りの2階建て7棟からなり、1950年代に使用されていたが、20年近く放置されていた。 この施設のコンセプトは、名前にもあ…

台中にもある製糖工場の名残り【帝国製糖工場台中営業所】@台中

帝国製糖工場台中営業所は、日本統治時代の1935年から稼働した帝国製糖株式会社の台中工場を複合施設にリノベーションしたもので、2019年にオープンした。 戦後は台湾糖業公司の一部として運営され、1990年代以降、製糖工場の閉鎖に伴い、一帯の大部分の建物…

リノベーション真っ最中(一時閉鎖中)【台中駅旧倉庫街-20号倉庫藝術特区】@台中

20号倉庫藝術特区は、日本統治時代の1917年に建てられた台中駅の貨物倉庫群だったものがリノベーションされ2000年6月にオープンし、一時、アート作品の展示やパフォーマンスを行うスペース、カフェとして稼働していた。 2018年に閉鎖され、現在は大規模な再…

台中でおみやげを求めにみんなが訪れる【宮原眼科】@台中

宮原眼科は、日本統治時代の1927年に宮原武熊が開業した眼科医院のリノベーションで、2011年にオープンした。 レンガ造りの外壁と現代的デザインが融合が特徴的で、現在は、スイーツショップ、カフェとなっている。(訪問年月:2024年9月) 建物のプロフィー…

台鉄線路跡が散策と憩いの場にリノベーション【緑空鉄道1908】@台中

緑空鉄道1908(綠空鐵道1908)は、日本統治時代の1908年に建てられた鉄道路線であり、リノベーションされ2020年12月にオープンした。当時は、台中駅と諸都市を結ぶ交通の要所であったが、2008年に廃止されている。 このプロジェクトは、台中市政府が都市の文…

たくさんのおしゃれ雑貨ショップと映えスポット【審計368新創聚落】@台中

審計368新創聚落(審計新村)は、もともと1969年に建設された政府の監査部の職員宿舎をリノベーションし、文化創意の中心スポットとして2016年にオープンした。名前の由来は、監査部を「審計」處といったことからきている。 敷地面積は約0.52haと小規模では…

軍人が住んでいた一帯に絵を描き続けた【彩虹眷村】@台中

彩虹眷村(レインボービレッジ)は、台中にある観光スポットで、鮮やかなウォールアートが特徴的である。この地区は、1949年に中国大陸から移住してき国民党の軍人が住む眷村であったが、建物の老朽化により取り壊し(再開発)が予定されていた。 この地区に…

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