台中にある文化部文化資産園区は、約5.6haの敷地の中に、大小24の建物で構成される。元の施設は、日本統治時代の1916年に創業された「大正製酒株式会社」で、当時は台湾で最大の醸造所であった。その後1945年に国営化され、1998年に移転され、この地での役割を終えた。2002年には、台中市により歴史的建造物として登録され、大規模なリノベーションがされ、2011年2月に台中文化創意産業園区としてオープンした。国の5大文化創意産業園区の一つとして指定もされている。昔の工場の雰囲気を残しつつ、建物はイベントスペース、展示空間、工房、ギャラリー、雑貨店、飲食店などとして利用されている。また、文化部文化資產局本部、資産局行政センター、図書館もここに立地している。
2016年には、文化部文化資產局と国立台中科技大学との共同で、文化創意の拠点としてアーティストたちが工房をもつ「1916文創工坊」が設置された。
2018年に、この施設の名称は台中文化創意産業園区から文化部文化資産園区に改名されている。
△醸造所定番の煙突も残る。
△展示空間としてリノベされた倉庫。
△当時の貯蔵タンクも残されている。
△日本統治時代の雰囲気が残る建物。
△日本的等身大の雰囲気の空間。
△貯蔵タンクを展示する広場空間。
△セレクトショップや展示に使われる建物。
△中央の建物のピロティ空間はイベントスペースにも。
△雨傘ショップ。
△1916文創工房の中の工房。
△1916文創工房の中の工房とショップ。
△施設マップ。