ここは、1916年に日本統治時代に台湾初の高麗酒を生産する大正製酒株式会社の醸造所として設立された。その後、1982年に醸造所の機能が民渓工業団地に移転し、この地での役割を終えた後、リノベーションを経て2003年に嘉義文化創意産業園区としてオープンした。現在、この園区は台湾政府の5大文創産業園区の一つである。
約3.9ヘクタールの敷地には、大小9棟の歴史的建造物(その内7棟が市の登録文化財)が保存・活用されており、中間試験場(アルコール倉庫)、包装作業場、再処理作業場、ボイラー室、製麹工場など、醸造に不可欠な施設が含まれている。さらに、洗瓶機、ワイン貯蔵樽、ワインボトルコンベアベルト、煙突、ソルガム米貯蔵槽などの歴史的な機械や設備も保存・展示されている。
この園区では、歴史と文化を基盤に、親子教育、若者のイノベーション、高齢者の生活、生涯学習といった社会的ニーズに応える多様な活動を展開し、文化創造産業や教育振興を推進する拠点となっている。
△園区全体をマネジメントする拠点施設。
△定番の煙突。当時は53mあったが1999年の大地震で倒壊している。
△貯蔵タンクが建物とともに保存。
△地元クリエーターのスタジオや工房が入る建物。
△低層の建物にはショップが入る。
△裏側に回るといい感じの近未来感。
△建物に挟まれた中央の通り。
△園内ガイドマップ。