台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

[元]鉄道・駅舎

日本統治時代に開発された鉄道路線、駅舎、鉄道運行に必要な倉庫や宿舎などの建物群。それらの一部は、新たな路線や、駅舎の建設により廃止されて、リノベーションされている。そこには、保存状態のよい電車や、模型、歴史展示などが設置されている。

製糖工場の拠点の役割を果たした【虎尾驛】@虎尾(雲林縣)

虎尾驛は、日本統治時代の1907年に建てられた鉄道駅で、リノベーションされた。当時は、虎尾製糖工場(虎尾糖廠)の日本式の糖鉄駅で製糖業の拠点であったが、1970年代に廃止され、2010年には歴史的建造物に登録されている。2009年にリノベーションされた。 …

音楽フェス会場ふくむ旧台東駅周辺エンタメエリア【鐵花新聚落】@台東

鐵花新聚落は、2001年に新しい台東駅が完成したことによって廃駅となった旧台東駅エリアのリノベーションである。このエリアには、鐵花村音楽聚落(2010年~)、鉄道芸術村、鐵花新聚落 275倉庫、TTstyle原創館、台東故事(歴史)館、台東県農漁物産館などの…

桃園市の未来交通計画が知れる駅倉庫リノベ【桃園軌道願景館】@桃園

桃園軌道願景館は、日本統治時代の1936年に新竹州農民協会によって建てられた桃園農場肥料配給所がリノベーションされて、2018年に鉄道博物館としてオープンした施設である。当時は工場、国際通運(1938年日本通運に改組)の倉庫など3棟で構成されていた。そ…

国宝の駅が車両・カフェ・雑貨がそろうエンタメパークに【台中駅鉄道文化園区】@台中

台中駅鉄道(臺中驛鐵道)文化園区は、台中の歴史と文化が感じられる魅力あふれるリノベスポットである。元々の台中駅は日本統治時代の1917年に完成し、その後も台中の重要な交通拠点として長く親しまれてきた。1995年には台湾の国定古蹟(国宝)に登録され…

台湾最古級の木造駅舎が残る【旧七堵車站】@七堵(基隆市)

旧七堵車站は、日本統治時代の1912年に建てられた木造駅舎で、リノベーションされ2009年に「七堵鉄道紀念公園」としてオープンした。当時は、台湾鉄路管理局の七堵駅として使用されていたが、2007年に駅の地下化に伴い廃止され、同年に基隆市の歴史建築に登…

台湾の鉄道技術を伝える圧巻の国家プロジェクト【国家鉄道博物館(1期エリア)】@台北

国家鉄道博物館は、日本統治時代の1935年に完成した鉄道車両整備工場「台北機廠」跡のリノベーションが進められ、2025年7月31日に「一期エリア」がオープンした。台北機廠は2013年まで稼働し、2015年に国定古蹟に指定されている。この施設は、単なる鉄道車両…

全体のリノベ工事が終わるのが待ち遠しい【国家鉄道博物館★見学コース】@台北

国家鉄道博物館は、日本統治時代の1935年に完成した鉄道車両整備工場「台北機廠」跡のリノベーションが進められ、2025年7月31日に「一期エリア」がオープンした。広大な敷地には、まだリノベ中の当時の車両や施設があり、それらは予約制で見学ができるように…

駅舎と鉄道と電車を残すパークリノベ【鉄道芸術村】@台東

鉄道芸術村は、1922年から運行が開始された軽便鐵道の終着駅舎(旧台東駅)とその周辺にある鉄道遺構が文創園区としてリノベーションされたものである。 かつて、台東と花蓮を結ぶ台湾東部を走っていた台東鉄道は、台湾主要部の鉄道とは異なる規格であったた…

まだまだ残ってる日本統治時代の木造駅舎のリノベ【新北投車站】@北投

新北投車站は、日本統治時代の1916年に建てられた木造駅舎で、リノベーションされ2017年にオープンした。当時は、新北投温泉への観光客を運ぶ鉄道駅であったが、1988年に廃止され、2018年には台北市の歴史建築に登録されている。 この施設は、日本統治時代の…

ねこちゃんをモチーフにした台湾一の鉄道博物館【苗栗火車頭園区】@苗栗

苗栗火車頭園區は、日本統治時代に建てられた旧苗栗機関区にある鉄道遺構と関連施設群を大規模リノベーションして、2025年4月にオープンした文化・観光施設である。園区内には鉄道に関する大規模な展示空間が整備され、現存する当時の転車台や機関庫、蒸気機…

日本的たたずまいの建物の中で鉄道史を伝える【花蓮鉄道文化園区】@花連

花蓮鉄道文化園区は、台湾東部の鉄道史を伝える文化施設である。日本統治時代の1910年に、鉄道部花蓮港出張所による鉄道の建設が始まった。この出張所は、運営業務所や工務所などを備え、小規模ながら鉄道局の機能を持っていた。 1943年に「花蓮港鉄道事務所…

緑色の外壁が特徴的な森林鉄道駅【北門驛】@嘉義

北門驛は、日本統治時代の阿里山森林鉄路の駅で、リノベーションされ1998年にオープンした。当初、日本は阿里山の林業資源を開発し、木材運搬のため阿里山森林鉄道を建設した。北門驛(現在の北門駅)は、阿里山森林鉄道の起点駅として1910年に開業し、修理…

台湾林業の拠点一帯が文化景観に登録【阿里山鉄道車庫園区】@嘉義

阿里山森林鉄路車庫園区は、日本統治時代の1912年に建てられた阿里山森林鉄道の機関車整備拠点で、リノベーションされ2019年にオープンした。当時は、「北門修理工場」と呼ばれていた木造の工場であった。阿里山森林鉄道の各種機関車、客車、貨車、客車など…

鉄道整備職人を癒やした大浴場リノベ【澡堂】@台北

国家鉄道博物館にある「澡堂」は、日本統治時代の1935年から稼働していた「台北機廠」敷地内の工員たちの大浴場をリノベーションした展示施設である。現在、敷地内の「澡堂」(工員たちの大浴場)が常設展「氤氳時代─員工澡堂常設展」として2023年から公開さ…

鉄道好きにはもちろんリノベ好きにもたまらない【国立台湾博物館鉄道部園区】@台北

国立台湾博物館鉄道部園区のもともと建物は、日本統治時代の台湾総督府土木課技師だった森山松之助による設計で、1920年に全体が完成した旧台湾総督府鉄道部庁舎である。それがリノベーションされ、2020年にオープンした。戦後は台湾鉄路管理局の庁舎として…

リノベーション真っ最中(一時閉鎖中)【台中駅旧倉庫街-20号倉庫藝術特区】@台中

20号倉庫藝術特区は、日本統治時代の1917年に建てられた台中駅の貨物倉庫群だったものがリノベーションされ2000年6月にオープンし、一時、アート作品の展示やパフォーマンスを行うスペース、カフェとして稼働していた。 2018年に閉鎖され、現在は大規模な再…

木造駅舎と日式住宅の関連施設のリノベ【林鳳営故事館(林鳳営車站道班房宿舎)】@台南

林鳳営故事館は、日本統治時代の1933年に建てられた鉄道職員宿舎(林鳳営車站道班房宿舎)と駅舎に関連する詰所であった施設がリノベーションされたもので、2017年にオープンした。 ここでは、鉄道の歴史や地域文化に関する展示があり、当時の雰囲気を感じな…

たくさんの機関車・電車が屋外展示されている【哈瑪星鉄道文化園区+旧打狗駅故事館】@高雄

哈瑪星鉄道文化園区は、1900年に開業した高雄港駅(旧称:打狗駅)と線路の跡地につくられた駅舎をリノベした歴史館と機関車などが屋外展示されているパークである。2008年に駅としての役割を終え、2010年には高雄市の歴史建築として登録されている。 高雄港…

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