台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

[南]高雄市

4つの住宅リノベで当時の暮らしを再現する【再見捌捌陸(台湾眷村文化園区)】@高雄

再見捌捌陸(台湾眷村文化園区)は、日本統治時代に建設された旧日本海軍の軍官宿舎を戦後に眷村として再利用した施設で、リノベーションされ2018年に文化施設としてオープンした。戦後は中華民国政府が国共内戦後に移住した国民党軍人とその家族の住宅(眷…

オープンが楽しみな北高雄の新文化創意エリア(工事中)【緯六路(合群・建業新村)】@高雄

高雄市左榮区の合群新村、建業新村の2エリアでリノベーションが進行中である。このエリアは日本統治時代の1930年代に将校や海軍関係者の宿舎群として建設され、戦後は、国民党政府の軍士官やその家族の宿舎群(眷村)として使われた。この一帯は2010年に文…

高雄にある日本家屋群の最初のリノベ【六燃丁種宿舍】@高雄

六燃丁種宿舎は、日本統治時代の1940年代に建設された日本第六海軍燃料所(六燃)の職員のための日本家屋式の宿舎だったものがリノベされ、2025年にオープンした。 六燃丁種宿舎は、歴史的価値と地域の生活文化を示す建築として修復が行われ、2025年に一般公…

巨大工場を活かした映画館、大型書店、飲食、ショップ【MLD台鋁生活商場】@高雄

MLD台鋁生活商場は、元々は日本統治時代の1930年代に建設されたアルミニウム工場で、これをリノベーションして2015年にオープンした複合商業施設である。約4haという巨大な敷地にある施設内には10のスクリーンがある映画館、大型書店、カフェ、フードコート…

建物まるごと鉄道ジオラマが楽しめる【哈瑪星台湾鉄道館】@高雄

哈瑪星台湾鉄道館は、駁二芸術特区内で2016年にリノベーションされた駁二蓬莱倉庫街の一棟を用いた鉄道博物館である。高雄市立歴史博物館が運営している。 館内の最大の特徴は、HOゲージの台湾全土の鉄道風景を再現したジオラマである。展示面積は約330㎡で…

国立中山大学が進める地域プロジェクトの拠点【技工舎|旗津社会開創基地】@高雄

技工舎|旗津社会開創基地は、海軍第四造船所の技師のための単身宿舎群で、2014年以降に国立中山大学のUSR(大学社会責任)プロジェクトによって整備され、段階的にオープンした。これら一連の活動に対して、2023年日本のグッドデザイン賞を受賞している。 …

倉庫壁面からオブジェまでエリア全体がアート【駁二大勇倉庫街】@高雄

駁二大勇倉庫街は、駁二藝術特区内の中央に位置する倉庫街のエリアでのリノベーションである。2012年から7つの倉庫街がこの特区の構成要素として位置づけ、現在は12のリノベされた倉庫がある。演劇広場や大空間の貸し出しスペースも兼ね備え、パフォーマンス…

古い倉庫群がお土産ショップ群にリノベ【駁二大義倉庫街】@高雄

駁二大義倉庫街は、駁二藝術特区内の最も東側に位置する倉庫街のリノベーションである。芸術特区内では最後(三つ目)の拠点に位置づけられており、主に文化創意産業の発展拠点として機能している。 大義倉庫は、かつて高雄港埠頭で積み荷を保管していた6棟…

高雄でおみやげを探すなら大型倉庫に雑貨ショップが集まる【高雄港2號碼頭KW2】@高雄

KW2は、日本統治時代の1914年に設置された高雄港の第二埠頭にある砂糖の保管庫として利用されていた倉庫をリノベーションし、2018年にオープンしたショッピングモールである。 この倉庫は当初レンガ壁・瓦屋根のものであったが、戦争で被害を受け、1962年に…

製糖設備がそのまま残された静けさと圧巻の姿【橋頭糖業文化園区】@高雄

橋頭製糖工場は、日本統治時代の1902年に台湾製糖株式会社が、台湾で最初に稼働した本格的な製糖工場であった。1999年まで稼働し、台湾の製糖業を支えたが、現在はリノベーションされ、橋頭糖業文化園区として公開され、台湾の製糖産業発展の歴史や日本統治…

港の倉庫リノベでショッピングが楽める【大港倉410】@高雄

大港倉410は、かつて高雄港の第三船渠にあった港湾倉庫で、リノベーションされ2022年にショッピングモールとしてオープンした。古い倉庫の柱や梁は残されつつも、構造上重要でない壁は除かれ透過性の高いガラス面となっている。また、船荷に関する遺物、煙火…

鉄道ジオラマも買い物も楽しめる【駁二蓬莱倉庫街】@高雄

高雄にある駁二芸術特区の最も西側に位置する蓬莱路にある倉庫群のリノベ ーション。駁二全体の倉庫群は1973年にオープンしたが、その後、高雄市のアートまちづくり戦略で、リノベーションが始まり、この蓬莱倉庫群もその一つのエリアとなった。 5棟からなる…

伝統市場をさらに元気にするかわいリノベ【塩埕第一公有零售市場】@高雄

塩埕第一公有零售市場は、かつて1949年に設立され70年以上の歴史を持つ伝統的な市場であった。その市場は老朽化に伴い、風通しの悪さ、照明の暗さ、水漏れなどの問題が顕著となっていたが、リノベーションされ、2022年にオープンした。このリノベは、2022年…

原住民のやさしさと、ごはんのおいしさを体験【集穡室快楽農場】@木柵(高雄)

集穡室快楽農場は、シラヤ族の夫婦が運営するカフェレストランで、この地域の再生をリードする存在である。店内には、原住民の文化やこの地の歴史展示があり、美味しい食事と温かいおもてなしが体験できる。 訪問時は、国立台湾歴史博物館の展示企画「初来柵…

円形の建物で公園を囲む映え団地【果貿社区】@高雄

果貿社区は、台湾高雄市左営区に位置する住宅地で、円形の建物配置が特徴である。この住宅地は1960年代に建てられた眷村のひとつであったが、1985年に13棟、約2200戸の国民のための巨大団地として建替られた。果貿社区内には市場、飲食店、洗濯店、薬局、美…

団地の壁面が大きなキャンバスとなるアートエリア【衛武迷迷村】@高雄

衛武迷迷村は、台湾高雄市に位置するストリートアートを活用した地域再生プロジェクトである。2015年に高雄市政府の主導で始まったこのプロジェクトは、国内外のアーティストを招き、多くの建物の壁面をカラフルで個性的な壁画で彩ることで、平凡な住宅地を…

たくさんの機関車・電車が屋外展示されている【哈瑪星鉄道文化園区+旧打狗駅故事館】@高雄

哈瑪星鉄道文化園区は、1900年に開業した高雄港駅(旧称:打狗駅)と線路の跡地につくられた駅舎をリノベした歴史館と機関車などが屋外展示されているパークである。2008年に駅としての役割を終え、2010年には高雄市の歴史建築として登録されている。 高雄港…

日本の旧華族のための和と台湾が融合した別荘リノベ【逍遙園】@高雄

逍遙園は、日本統治時代の1940年(昭和15年)に浄土真宗西本願寺派法主・大谷光瑞氏の台湾における別荘であった。大谷氏は華族であったことから、その別荘は高級で、とても個性的なものであり、台湾に多く保存活用されているいわゆる日式住宅(日本家屋)と…

台湾人が最も行きたい文創スポット第3位【駁二藝術特区】@高雄

駁二芸術特区は、もともと1973 年に建てられた高雄港第二埠頭にある倉庫群であったが、産業の変遷とともに廃墟となっていたものを、中央政府の「有休空間再利用」プログラムと通じてエリアごとリノベーションされたパークである。 2000年に花火会場となった…

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