台湾リノベ+文化創意 【台湾レトロめぐり図鑑】

台湾の文化創意産業(文創)とリノベーションでよみがえったスポットの魅力を紹介します

老街・歴史地区リノベ

60年代歌姫のストーリーハウス【鳳飛飛故事館】@大渓(桃園市)

鳳飛飛故事館は、日本統治時代に日式住宅として建てられた「大渓県庁警察署長官邸」をリノベーションし、2017年から工芸品の交流センターとしてオープンした。 2012年には周辺の警察宿舎と合わせて歴史建築として登録されているが、2015年まで、ここには歴代…

レトロなショップやデザインホテルが集まるエリア【小西伴線】@彰化

小西伴線は、彰化市の小西街エリアで展開されているエリア再生プロジェクトである。このプロジェクトは、かつて布業と商業で栄えた小西街の歴史を再評価し、現代的デザインと結びつけて地域ブランドを再構築するものである。 「伴線」という名称は、「糸(線…

まちじゅう博物館で最初に訪れる情報ステーション【壱號館】@大渓(桃園市)

桃園市大渓にある壱號館は、もともとは日本統治時代(1920年代建設)の日式住宅が大渓小学校の校長の宿舎として使われたもので、リノベーションされ2015年にオープンした。 2007年には歴史建築として登録されている。 この宿舎には 2001 年まで大渓中学校の…

山河のパノラマでくつろぐ、カフェと特産品の【物産小舗】@大渓(桃園市)

物産小舗は、日本統治時代の1937年頃に建てられた警察官宿舎群の一つがカフェバーと特産品ショップになったもの。大溪の河と山々のパノラマ景観を楽しめる席や、テラス席などで楽しめる。夜にはバーとなったり、木工関係の教室の場となることもある。 ここの…

大稻埕の8つの街屋をリノベした文創まちづくり【大藝埕|ArtYard】@台北

大藝埕|ArtYardは、台北市の大稻埕エリアで展開されている歴史街屋のリノベーション・文化創意プロジェクトである。運営は「世代群(ArtYard運営チーム)」が担っていて、2011年に最初の拠点である「小藝埕」がオープンした。以降、エリア内で徐々に街屋を…

歴史の街まるごとが博物館【西螺生態博物館】@西螺(雲林縣)

​西螺生態博物館は、地域全体を博物館と位置付ける生態博物館(エコミュージアム)の理念に基づき、街なかの歴史的建築物や文化資源を活用している。​博物館の中心的な施設は、1833年に創立された捷発乾記茶莊である。​この茶莊は、1935年に再建され、福建省…

まち全体が木工芸産業の歴史を伝える博物館【大渓木藝生態博物館】@大渓(桃園市)

大渓木藝生態博物館は、台湾の木工芸産業の歴史と文化を保存・継承するため、街なかに残る歴史的建造物や街並み全体を博物館と位置づけたものである。そして、この地の日本式官舎群や公共施設が段階的にリノベーションされ、2015年から順次オープンしている。…

たくさんの店主たちの店で“まち全体が博物館”に【街角館】@大渓(桃園市)

大渓における「街角館」は、桃園市立大渓木藝生態博物館が推進する取り組みで、地域のショップオーナーや事業者たちが自らのショップや空間を活用し、大渓の多様な物語や文化を保存・展示するものである。 ​これらの多くは、清朝時代からの街並み「大渓老街…

200mほどの通りでおしゃれショップが集積【正興街】@台南

正興街は、西門路から海安路まで200mほどの古い街並みを活かし老街(歴史的な街並み)である。伝統的な建物をリノベーションした店舗が多く、若者に人気のカフェや雑貨店が集まっている。(訪問年月:2023年12月)

最古の貿易港の発展を支えた【新美街】@台南

新美街は台南市安平地区に位置する、台湾の伝統的な街並みが色濃く残る老街(歴史的な通り)である。安平は台湾で最も古い貿易港として発展した地域で、新美街もその歴史の一端を担った。赤レンガ造りの建物や石畳の路地が並び、地元特産品を扱うショップや…

田舎町のこじんまりとした商店街【左鎮老街】@左鎮(台南市)

左鎮老街は、地域の歴史と文化が息づく古い街並みである。この商店街は、かつて農産物の集散地として地域経済を支えていたが衰退化していた。現在、地元住民やクリエイターたちが協力し、老街のリノベーションプロジェクトが進行中で、カフェやギャラリー、…

短い路地に濃縮されたショップ群、歩いていて飽きない【神農街】@台南

神農街は、清代からの古民家が並ぶ老街(歴史的な街並み)である。300mほどの石畳の通りに伝統的な建物が並び、提灯やさまなまなデコレーション、ショップも軒を連ねている。ここで、台南の歴史を体感しながら、買い物したり、にぎわいを味わえる。(訪問年…

400年の歴史ある台南の路地をめぐる【蝸牛巷】@台南

蝸牛巷の名前の由来は、カタツムリ(蝸牛)のように入り組んだ路地の形状に由来し、ゆっくりと散策しながらアートを楽しむ小道「巷」である。古い街並みをキャンバスに見立てた地元アーティストたちのストリートアートが随所に置かれている。(訪問年月:202…

日本人が必ず訪れる観光スポットでリノベ真っ盛り【大稻埕|迪化街】@台北

大稻埕は台北市において清代から日本統治時代、20世紀前半にかけての商業の中心地で、台湾で典型的な街屋(ショップハウス)建築が集中するエリアである。特に乾物、漢方薬、布地、茶葉などを扱う貿易の中心地として栄えてきて、老舗の商店が数多く集まって…

迪化街のはしっこにあるバロック建築【迪化街十連棟】@台北

迪化街の端に位置する「十連棟」と呼ばれる2階建てのバロック建築様式の建物が10棟並ぶ街並み。日本統治時代の1912 年に建設され、精米所として使われた。 当時のリノベにあたっても当初の建築スタイルを維持し、赤レンガ、アーチ型のアーケードが歴史的な雰…

日本統治時代の日本家屋群のおしゃれなカフェリノベ【青田茶館・青田七六(青田街)】@台北

青田街は、日本統治時代に多くの日式住宅(日本家屋)が建てられた歴史的な街区である。10を超える日本家屋がリノベーションされ2010年以降オープンしてきている。 当時は、日本人の学者や公務員が多く住んでいたことから「学者街」とも呼ばれた住宅街で、木…

清朝時代からの歴史街区のリノベ【剝皮寮歴史街区】@台北

剝皮寮歴史街区は、9世紀初頭に形成された地域で、清朝時代から日本統治時代にかけての伝統的な建築様式を持つ建物が多く、それらの街並みを残しつつ街区全体でリノベーションされ2009年にオープンした。当時は、台北市万華地区の商業と生活の中心地であった…

台湾の教育、医療、文化の歴史が学べる町屋リノベ【台北市郷土教育中心】@台北

台北市郷土教育中心は、清代の後期からある剝皮寮歴史街区の一部で、リノベーションされ文化展示施設として2006年にオープンした。この街区は剝皮寮歷史建築群として、2010年に台北市の歴史建築に登録されている。 短冊状に連なる2階建て町屋群の道路から反…

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