苗栗火車頭園區は、日本統治時代に建てられた旧苗栗機関区にある鉄道遺構と関連施設群を大規模リノベーションして、2025年4月にオープンした文化・観光施設である。園区内には鉄道に関する大規模な展示空間が整備され、現存する当時の転車台や機関庫、蒸気機関車や列車、鉄道施設の設備・部品や模型などが数多く展示されている。
また、園区と一体的に、鉄道職員宿舎として使われていた建物はショップやカフェが並ぶ商業エリアとしてリノベされている。園区を一望できる展望塔も新たにつくられた。
本園区は、ネコがモチーフとして展示やデザインに活用されていて、10匹のネコちゃんとふれあえる鉄道ネコゾーンもある。「苗栗(ミャオリー)」地名の由来やタイワンヤマネコの主要な生息地であるという理由からである。(訪問年月:2025年5月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:登録なし
- リノベ設計:邱文傑建築師事務所、張瑪龍陳玉霖聯合建築師事務所
△蒸気機関車のターンテーブルが納められた建物。左側の建物はみやげ物ショップ。
△上記機関車の展示。時間によってターンテーブルが回る。
△2階の展示空間。鉄道関係の展示物が豊富。
△鉄道展示ホールの展示物。
△鉄道展示ホールに展示されている蒸気機関車、ディーゼル機関車、列車。
△反対側からの展示。
△みやげ物ショップ。
△10匹のネコちゃんが遊んでくれる鉄道ネコゾーン。
△園区外からもアクセスできるカフェ。
△カフェとレストラン(手前)
△カフェの客席。
△当時の職員宿舎をリノベした鉄道村。カフェやグッズのショップが軒を連ねる。
△ショップの入口。
△園区を一望できるスパイラルタワー。ネコをモチーフにしたデザインが至るところにある。
△鉄道園区内ガイドマップ。
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