渓湖糖廠は、日本統治時代の1919年に建てられた製糖工場で、最初は大和製糖として操業を開始し、戦後に台湾糖業に合併され渓湖糖廠となった。2002年に製糖工場としての稼働は終了し、2010年には、運搬に使われた駅舎が歴史建築に登録されている。
園区内の工場建屋は緑色や黄色に塗装された当時の様子をそのままに残している。1977年に建設された鉄道車庫を改装した鉄道展示館では、蒸気機関車やディーゼル機関車の展示があり、かつての製糖用軽便鉄道「五分車」の乗車体験もできる。製糖工場の歴史展示をする故事館では、当時の施設や設備の展示、園区の模型もあり、当時の様様子を学習できる。
また、砂糖や黒糖を用いた特産品の販売所や、アイスクリームやスイーツショップの建物もあり、家族連れや観光客が楽しめる。(訪問年月:2025年5月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:溪湖糖廠五分車站
- 文化資産分類:歴史建築 建物種類: 車站
- 指定登録年月:2010年10月
- リノベ設計:徐裕健建築師事務所(駅舎リノベ)

△当時の塗装の修復が部分的に残されて、静かな美しさを醸し出している。

△別の角度からの工場の外観。

△製糖工場定番の煙突。

△展示されている製糖の設備。

△機関車の展示空間。

△工場の歴史を展示する故事館。

△故事館の展示風景。

△砂糖や黒糖でつくられた特産品の販売所。

△チーズケーキやアイスなどのスイーツショップ。当時の職員宿舎(日式住宅)群をリノベしている。

△スイーツショップの室内。

△土日になるとマルシェもオープン。

△施設ガイドマップ。
MAP
