鉄道部台北工場車両修理工場は、日本統治時代の1909年に建てられた鉄道車両の修理工場で、リノベーションされ2023年に公開された。もともとは清朝時代に設置された機器局の敷地で、日本統治初期に鉄道部が接収して台北工場として整備したものである。
その後、縱貫線鉄道の開通に伴い、1934年に工場としての機能は松山へ移転し、戦後は台湾鉄路管理局の講堂として利用されてきた。2010年に市定古蹟として市定され、2024年にその名称は元々の「鉄道部台北工場車両修理工場」に改められている。
建物は、赤レンガ造で屋根架構には大スパンの鋼トラスが用いられて大空間をつくりだしている。側面には車両を引き込むためのアーチ型の開口が設けられ、床下にはコンクリート製の道床が残されている。
すぐ隣には、総督府鉄道部庁舎(1920年)がリノベされた「国立台湾博物館鉄道部園区」があって、台湾の鉄道の歴史を一体として感じることができる。(訪問年月:2026年3月)
建物のプロフィール
- 文化資産登録名称:鐵道部臺北工場車輛修理工場
- 文化資産分類:直轄市定古蹟 建物種類:其他設施
- 指定登録年月:2010年9月
- リノベ設計:徐裕健建築師事務所
△正面ファサード。赤レンガに丸屋根、白い帯が特徴的。
△全体像。側面には車両を引き込むためのアーチ型の開口が見える。
△車両を引き込む側の外観。開口は4カ所あり、それぞれ線路が引き込まれていた。
△内部の様子。現在は、展示などの様子はない。
△この建物が建つ以前の清朝時代の機器局だった外壁もそのまま残されている。
△正面に設置されているアートオブジェ。
▽すぐ隣にある「国立台湾博物館鉄道部園区」についてはこちらから↓
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