台湾文学基地は、日本統治時代の1920~1940年代にかけて建てられた7棟の日式住宅(日本家屋)群をリノベーションし、台湾文学と歴史的建築を繋ぐ文化施設として、2021年に全面オープンした。当時は日本人の職員の住まいであったが、戦後は国民党の職員寮や台湾銀行行員の宿舎として使われていたが、2000年代に入ってからは、取り壊しの危機にも瀕していた。
リノベされたこの施設は、文学や文化活動を通じて台湾文学の魅力を発信する場として、市民に開放されている。それぞれの建物は、展示や読書スペースとして利用されている。また、ライター・イン・レジデンス制度により、国内外の作家を招聘し、執筆活動や一般向けの特別講座も行われている。(訪問日:2023年12月)
△施設のエントランス。
△施設全体でメインの齊東舎の外観。
△カフェが入居するリノベ住宅。
△縁側の部分で、日本の雰囲気を十分に感じさせる。
△八角形の窓と日本的な雰囲気。
△畳の部屋。
△展示空間。
△動物物語の現代的な展示。
△鳥かごの物語の展示。
△当時の防空壕も残されている。
△施設ガイドマップ。
△齊東舎の建物模型。様子がよく分かる。