化龍一村は、日本統治時代の1920年代に建てられた軍医や憲兵の宿舎で、リノベーションされ2020年にオープンした。戦後は国民党政府により軍官宿舎として使用された。1990年代に軍事施設としての役割を終え、2015年に歴史建築に登録されている。
園内では、1920年代に建設された日式住宅(木造家屋)と、戦後の住宅不足を背景に新たに建てられたレンガ造やコンクリート造の建物が混在している。木造宿舎の方は日本の伝統的な建築様式を色濃く残している。
この施設には、児童向けの図書室、市民向けの図書室、劇団の施設が設けられている。(訪問年月:2025年3月)
- 文化資産登録名称:化龍一村眷舍群
- 文化資産分類:歴史建築 建物種類:宅第
- 指定登録年月:2015年3月
- リノベ設計:常式建築師事務所、景雅琦建築師事務所
△施設全体の入口部分。リノベしてゲート状になっている。退役軍人協会などが入居する。
△そのゲートの裏側。スケルトンの状態が分かるようなリノベ。
△子ども図書館にリノベされた棟の外観。
△リノベされた日式住宅の外観。
△その裏側。表側は寄棟だが、こちらは切妻屋根という個性。白い壁と瓦屋根の融合。
△門扉の崩れ方のリノベもかっこいい。
△もう一つの日式住宅のリノベ。
△裏側から。
△窓枠は他の日式住宅にはないスタイル。
△図書館の室内。
△園内ガイドマップ。左側半分が日式住宅(木造家屋)、右側がレンガ造やコンクリート造の建物。