實町藝文中心は、日本統治時代我の昭和12年(1937年)に当時の市長公邸として建てられた日式住宅(日本家屋)とその隣にある3棟をリノベーションした文化施設である。戦後は台東市庁に引き継がれ、公務員寮として使用されていた。その後、2012年に台東県によって歴史建築として登録されている。
これらの建物は、約3600㎡の敷地の中に、4棟あり、それぞれの棟には2世帯が暮らすような平面計画であった。2022年にリノベーションが完了し、現在、建物そのものが歴史資料となる展示がされているとともに、その中の当時の暮らしの様子が分かる展示施設となっている。(訪問日:2023年10月)
△当時の市長公邸の外観。
△市長公邸の隣の日式住宅(日本家屋)。2世帯が住む住宅で、奥と手前にそれぞれ玄関がある。
△住宅が連なる街並み。
△道路側からの外観と前庭の展示壁。
△当時の市長公邸の室内。歴史が展示されている。
△かなり広い住宅の様子。
△屋根の小屋組までが分かるようにリノベされている。
△棟板の展示も。棟板は上棟式の時に、屋根の小屋組の一番高い位置にある棟木に打ち付けられるもの。建築主、施工会社の名前、年月日などが書かれ、歴史を留める。
△図面の展示も。