靜心苑は、日本統治時代に設立された日式住宅(日本家屋)である「松山療養所」の所長官舎をリノベーションし、レストラン・ショップとして2020年にオープンした。元の建物は1935年(昭和10年)に建てられ、約150㎡の床面積で、当時の和洋折衷の建築様式やデザインが取り入れられている。リノベにあたっては、それらが保存されている。
松山療養所は、1915年(大正4年)に台湾で最も早く設立された結核療養所であり、台湾の結核治療の先駆けであり、台湾における結核対策の拠点として、約30年間日本人の所長が勤めていた。
この建物は、学校、企業、団体向が、授業、美術展、交流活動、各種講演会などでレンタルすることもできる。
△前庭からの靜心苑の全体像。カモメはオブジェ。
△入り口も当時の様子を再現している風。
△ショップ側の外観。
△通りを挟んで反対側にある関連施設(日式住宅)
△その反対側の様子。